「ステンレス水筒」に“入れてはいけない飲み物”3つ→「知らずに入れてた…」「劣化するんだ」
温かい飲み物を携帯するのに便利な「ステンレス水筒」。夏だけでなく寒い季節にも役立ちますが、冬だからこそ気を付けるべき点もあります。ここでは、ステンレス水筒に入れると劣化する、「NGな飲み物」についてご紹介します。
NGその1.ホットレモン
冬によく飲まれるホットレモンですが、酸を含むためステンレス水筒に入れるのはNGです。ステンレス水筒内部に傷や汚れがあると、酸によってサビが溶けだして風味が落ちます。
また、果汁を含む飲み物は腐敗しやすく、腐敗などによるガスが発生すると内圧が上がって中身が飛び出す恐れも……。果肉も、すき間に詰まって中身が漏れる原因になるので、ホットレモンを入れるのはやめましょう。
NGその2.スープ・みそ汁
寒い日は、お弁当に温かいスープがあるとうれしいですよね。しかし、保温できるからと言って、ステンレス水筒にスープやみそ汁を入れるのは間違いです。
本体内部に使用しているステンレス鋼が、汁ものに含まれる塩分によって腐食する恐れがあります。水筒の内部がサビると、保温・保冷機能が低下しますので控えましょう。
汁ものを入れる場合は、「スープジャー」の使用をおすすめします。
NGその3.カフェオレやミルクティー
意外とやりがちなのが、牛乳を含む飲み物を入れること。カフェオレやミルクティーを自宅でつくり、ステンレス水筒に入れた経験はありませんか?(じつはわたし、昔やっていました……)。
ステンレス水筒に牛乳を含む飲み物を入れると、腐敗する恐れがあるため注意が必要です。入れたままにする時間が長いほど、変質するリスクが高まります。
腐敗したドリンクは、健康を害するだけではなく、ステンレス水筒内にガスが充満して吹き出す可能性も。カフェオレ・ミルクティーだけでなく、ミルク入りのコーヒーや乳酸飲料も避けてください。
入れてはいけない飲み物は意外と多い
今回ご紹介したほかにも、炭酸飲料や温めたスポーツ飲料はステンレス水筒には不向きです。
風味が落ちるだけでなく、水筒のふたが開かなくなる・中の飲み物が吹き出すなどの危険をともないますので、使い方を今一度見直してみましょう。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア