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『ONE PIECE』ビッグ・マム、ニョン婆、ミス・バッキン……美女キャラが「なにかあった未来」の姿に変貌を遂げるのは“恋”のせい!?

アニメイトタイムズ

写真:アニメイトタイムズ編集部

※本記事には『ONE PIECE』最新話(第1159話)までのネタバレを含みます。コミックス派やアニメ派の方等、ジャンプ未読の方はご注意ください。

ルフィの仲間であるナミやロビンを筆頭に、ビビ、ハンコック、しらほし、レベッカ、日和など数多くの美女が登場する『ONE PIECE』。一方、年齢を重ねた女性キャラクターたちは個性豊かで味わい深いビジュアルをしていることもしばしば。

しかし、本作の過去編では、そんな個性派ビジュアルの女性陣も若かりしころは王道の美貌を誇っていたと明らかになることがあるんです。

とくに最近は、エルバフ編の連載が続くなかで描かれた伝説の海賊・ロックス台頭時代の過去編において、ビッグ・マムをはじめとする女性キャラクター数名の過去の姿が明らかに。

彼女たちの過去と現在の姿の比較から、女性キャラクターの容姿の変化を決めるのは“ある要素”なのではないかと囁かれているようです。

 

 

美女だらけ! ロックス時代の過去編で明らかになった女性キャラ4名の過去の姿

ロックスが海の覇権を握っていたころ、海賊として活躍していた4名の美女。

それが、当時九蛇海賊団で船長と副船長を務めたグロリオーサ(ニョン婆)とシャクヤク(シャッキー)、そしてロックス海賊団に所属していたシャーロット・リンリン(ビッグ・マム)、バッキンガム・ステューシー(ミス・バッキン)です。

可愛らしさも兼ね備えた美女のグロリオーサ、クール系美女のシャクヤク、強め美女のリンリン、ショート美女のバッキンと、4人それぞれが異なる魅力を持っています。

「ステューシー」の姿が公開されていたバッキンや、妙齢の現在も年齢不詳の美しさを保つシャッキーは当時の美しさも想像しやすいですが、リンリン(ビッグ・マム)やグロリオーサ(ニョン婆)がここまで正統派の美女だったとは、正直驚かずにはいられませんよね。

しかし、シャクヤクを除く3人は現在、時折コミックスのSBS(質問コーナー)で描かれるキャラクターたちの「なにかあった未来」の姿のような変貌を遂げています。

一方で、先述のとおりシャッキーはスラリとしたスタイルも変わらず、シワも目立たず、年齢を感じさせない美魔女っぷり。ルフィにも「オバハンいくつだ?」と困惑されたほどです。

一見誰かわからないほどにビジュアルが激変したビッグ・マムたちと、相変わらず絶世の美女として謳われたころの面影を残すシャッキー。

その差には“恋”が関係しているのではないかと言われているのです。

 

シャッキーがずっと美しいのは“恋”を叶えたから説!?

シャッキーは現在、シャボンディ諸島でレイリーと暮らしています。

レイリーは半年ほど帰って来ないこともあるといいますが、そんな彼について語るシャッキーやふたりの会話シーンを見ていると、互いに深く信頼し合っているであろうことがうかがえます。作中ではレイリーとシャッキーが夫婦関係にあるかどうかは明言されていないものの、夫婦かそれと同等の関係にあるといえるでしょう。

そんなふたりの馴れ初めが描かれたロックス時代の過去編ではなんと、シャッキーからレイリーに好意を寄せていたことが明らかになります。

ロジャーやロックスといった大物海賊たちから一斉に惚れられていたシャッキーですが、彼女は当時からレイリーひと筋でした。レイリーも当初は興味なさげなそぶりを見せていましたが、じつはしっかりシャッキーに興味を持っていたと後に明かしています。

シャッキーとレイリーが海賊していた期間にはズレがあるので、その後ふたりがすぐに結ばれたのかどうかは定かではありません。が、結果としてシャッキーは若かりしころの大恋愛を叶え、いまもレイリーと人生を共にしているのです。

一方、ほかの3人はどうなのかというと……。

ビッグ・マムは、その異名通り80人以上の子どもを持つお母さんです。しかし、彼女は恋愛の末に子沢山になったわけではなく、海賊として勢力を拡大するために子どもを生み続けました。もちろん、子どもたちの父親も43人いてバラバラ。もしかしたら「ちょっといいかも……」と思った相手が1人くらいはいたかもしれませんが、基本的に恋とは程遠い人生を送ってきたといえるでしょう。

ミス・バッキンには、現在エドワード・ウィーブルという息子がいます。彼女によれば、彼は白ひげ(エドワード・ニューゲート)の息子だそう。とはいえ、実際に血縁があるのかは判明していません。実際、ウィーブルの見た目は当時のバッキンにもニューゲートにもあまり似ていないのです。過去編でのバッキンはなにかとニューゲートに好意を寄せているかのような描写があるため、恋をしていたことはあるよう。ただし、当時ニューゲートはそんなバッキンの好意を取りあっていない様子でした。さらに彼はシャッキーの姿に目をハートにすることもあり、バッキンの恋は叶っていない可能性がやや高めなんです。

そして、ニョン婆は若いころロジャーに恋焦がれていました。ハンコックがルフィを慕うのと似た勢いでロジャーに愛を伝え続けたものの、彼が好きだったのはシャッキー。いくらアピールしても振り向くことはありませんでした。さらにロジャーはその後ルージュと結ばれ、ほどなくしてこの世を去ってしまいます。恋をした相手が自分の妹分に惚れ、その後は別の女性と結婚、そのうえ早く亡くなってしまう……。そんな素振りは一切見せませんが、こう振り返るとニョン婆は切ない恋の経験者なのです。

 

恋が人を綺麗にするのは現実世界も同じ?

こうして4人の人生や恋愛遍歴を辿ってみると、たしかに正しく“恋を叶えた”といえるシャッキーだけが若いころと美貌を保っていますね。

現実の世界でも「恋をすると綺麗になる」なんて言いますし、長い間好きな人と共に過ごせているシャッキーだからこそ若いころと寸分違わぬ美貌を保てているのだといわれたら、妙に納得感があります。

本作にはほかにも、くれはやおつるのように一番美しかった時期の面影も浮かんでくるような歳の重ね方をしている女性キャラがいます。それでもやはり、シワひとつ感じさせない“美魔女”感はシャッキーならではの魅力といえるでしょう。

種族によってそのスピードは違えど、誰もがいつかは老いていくもの。コミックスのSBS(質問コーナー)で実際に多くのキャラの「なにかあった未来」イラストが公開されているように、容姿がどう変わっていくのかはそのキャラがどんな人生を過ごしたかによるのかもしれません。

とくに、男性以上に美貌をその人自身の価値として問われがちな女性はなおさら、その差が顕著に出やすいのかもしれないですね。

この記事で紹介した“恋”と“老い”の関連性はあくまで仮説ですが、さまざまなキャラクターの容姿の変化とその人生をくらべてみると、また新たな発見ができそうです。

 
[文/まりも]

 

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