【倉敷市】「あつまれ!小学生 」老松小学校編(2025年9月20日放送)~ 「お・い・ま・つ」を合言葉により良い学校を目指す、老松小学校の取り組み
FMくらしきで、毎週土曜日午前8時から午前9時まで放送している「あつまれ!小学生」。
パーソナリティの阿部あすかが倉敷市内の小学校を訪れ、学校や校区の魅力、そして大きな夢を語る子どもたちに取材する番組です。子どもたちの生の声を通じて、地域の魅力を改めて感じられます。
2025年9月20日(土)の放送回では、倉敷市老松町にある「老松小学校」のようすを紹介しました。
元気いっぱいの子どもたちの声をお送りします。
この記事は株式会社エフエムくらしきによる寄稿記事です。一般社団法人はれとこ編集部が編集し、公開しています。
FMくらしき「あつまれ!小学生」
「あつまれ!小学生」では、訪問先の小学校の6年生に直接インタビューし、みんなが通う学校の魅力を深く掘り下げていきます。また、小学生の視点で語られる地域の良いところや好きなところを紹介する「校区自慢」も注目です。
わくわくする将来の夢を語ったり、いつも一緒にいる家族への感謝の気持ちを伝えたり……思わず大人も胸が熱くなる、心温まるインタビューもお送りします。
今回訪問したのは、倉敷市老松町にある老松小学校です。849名の児童が在籍し、毎日活気にあふれています。
老松小学校の魅力について、さっそく子どもたちに語ってもらいました。
老松小学校について
トップバッターで学校紹介をしてくれたのは、大垣結莉(おおがき ゆいり)さんです。緊張しながらも、生き生きとみんなの前で発表してくれました。
最初の紹介は、学校名にちなんだ「お・い・ま・つ」を頭文字にした四つの合言葉についてです。それぞれの平仮名に込められた意味について教えてもらいましょう。
「お」は「思いやりのある優しい子」。
困った人を助けることや、下級生に優しく接することを意識しているそうです。ペア学年で仲良く過ごす「ふれあいタイム」や、「仲良し週間」といった取り組みもあります。
「い」は「生き生きと学ぶ子」。
授業中の話し合いで意見を出し、積極的に授業に参加することを心がけています。自分たちで学習計画を立てる「マネジメント学習」にも挑戦中だそうです。
「ま」は「真面目にがんばる子」。
わからないところを友達に聞き、授業内でたくさん発表することを意識しています。大垣さんは、時間いっぱい学習に取り組むことも「おいまつっ子」の良いところだと話します。
「つ」は「強い体に鍛える子」。
外で遊んで体を動かし、楽しみながら丈夫な体作りに取り組んでいます。6年生はなんと家でも特訓して、体育学習発表会で力強い組体操を披露したそうです。
続いて、老松小学校の校舎のきれいさも紹介してくれました。
老松小学校には広い階段や、集会ができる「多目的ホール」がそれぞれの階に設けられています。さらに、バリアフリーの設備も整っているため、体の不自由なかたやけがをしたかたも快適に過ごせる環境になっているそうです。
最後に、多種多様な委員会活動について教えてくれました。
たとえば、植物の水やりを通して校内をきれいな花でいっぱいにする「栽培委員会」、安全で健康に過ごす取り組みを考える「すこやか委員会」、給食時間にテレビ放送をおこなう「放送委員会」、給食の片付けや献立・栄養を紹介する「給食委員会」など、多くの委員会が学校をより良いものにしようと取り組んでいます。
大垣さんは「先輩たちが残してくれた素晴らしい伝統を受け継ぎながら、さらにみんなで良い学校を目指しています」と締めくくり、老松小学校の素晴らしい団結力を実感しました。
老松小学校の児童が語る「学校&校区の自慢」
続いて、子どもたちが誇りに思っている「学校や校区の自慢」を紹介します。
3人の小学生に、老松学区の魅力について教えてもらいました。
1. 幼稚園や保育園との優しいつながり
最初の発表者は、花房寿乃(はなふさ じゅの)さんです。老松保育園と老松幼稚園とのつながりについて紹介してくれました。
老松小学校では、5年生になると、老松幼稚園や老松保育園へ訪問したり、逆に小学校に招待したりして交流を深めています。
また、相手を思いやった声のかけかたや話しかた、聞きかたを実践的に学び、「ペアサポーター」になるための練習もおこなっているそうです。
学習と交流を繰り返すうちに、年の離れた友達との関わりかたが、どんどん上手になっていくと話します。老松町では、学校の枠を超えて、コミュニケーション能力をはぐくむ取り組みがおこなわれているのですね。
2. 地域ボランティアの温かな交流
続いて、菊地理孔(きくち りく)さんがボランティア活動をおこなう地域のかたについて話します。
老松学区には、ボランティアで学校に関わってくれる地域のかたが数多くいるそうです。公園の美化活動や、日々の見守りや挨拶、朝の読み聞かせ、学習ボランティアなど、ボランティア活動は多岐にわたります。
特に老松小らしさが現れたのは、ボランティアのかたが作るイスカバーです。入学時に購入するイスカバーは、6年間しっかり使い続けられるのが老松小学校の自慢だと、菊地さんは話します。
3.学びも遊びも広がる、老松学区の充実した施設
最後に松岡澪(まつおか みお)さんが発表してくれたのは、学校のそばにある便利な施設についてです。
老松小学校の近くには、駅や図書館、スイミングスクールがあります。
駅が近いことで、電車やバスといった遠方へ行く手段が増え、修学旅行などの移動にも活用されています。図書館は、静かに本を読んだり調べ物ができたりするため、夏休みの自由研究などにも役立っているそうです。学校のすぐそばにあるスイミングスクールは、放課後に立ち寄って水泳の練習ができると話します。
このような公共施設が充実していることで、他校の友達が増え、学年を越えた友達ができるそうです。老松学区は、子どもたちにとっても暮らしやすい街であることがよくわかります。
子どもたちが語る自慢を通して、老松学区が地域全体で子どもたちを見守り、育てる環境が整っていることが伝わってきました。これからも子どもたちが生き生きと成長できるように、みんなで見守っていきましょう。
未来へ向かう子どもたちの声
学校の魅力をたっぷり教えてもらった後は、みんなの将来の夢についても尋ねました。
今回インタビューに答えてくれたのは17名です。
憧れのスポーツ選手や、バンドマンやゲームクリエイター、「日本一おいしいラーメン屋」の副店長など、個性あふれる答えが返ってきます。みんなの未来の姿を想像すると、わくわくしますね。
「好きなこと」を原動力に挑戦する子どもたちの姿は、私たち大人にも大きな勇気と感動を与えてくれました。
老松小学校の皆さん、ありがとうございました。
おわりに
「あつまれ!小学生」では、子どもたちの声を通じて、今後も学校や地域の魅力を皆さまにお届けします。
小学校を訪問するたびに、先生がたや地域の皆さまの温かい支援のもとで、子どもたちが毎日成長していることが伝わってきました。
地域の子どもたちが健やかに、そして楽しく過ごせるよう、エフエムくらしきは今後も見守り続けてまいります。