廃校になっていた世田谷区立池尻中学校が地域コミュニティ活性化の複合施設として生まれ変わった、〈HOME/WORK VILLAGE〉が7月24日グランドオープン!
2004年に廃校となっていた池尻中学校の校舎棟(3階建て)、体育館棟、校庭を活用するプロジェクトは、商業、教育・文化、オフィスなどの機能を集積させ、「働く」「遊ぶ」「学ぶ」場として地域コミュニティの活性化を促進し賑わいを創り出す複合施設を目指してきた。その名も《HOME/WORK VILLAGE(ホームワークヴィレッジ)》として7月24日にグランドオープンする。7月2日、本プロジェクトに参画している小田急電鉄が発表した。
世田谷区の産業活性化拠点創出への取り組みだが、廃校した公立学校の施設の再利用としては全国でもめずらしいケースだ。すでに2025年4月からは校舎棟の1階を除いたエリアがオープンしており、コワーキングスペース、乳幼児から小学生向けのスクール、スモールオフィスなどが先行開業、週末を中心に広場や体育館でマルシェやスポーツ体験などのイベントを開催するなど、地域に根差す拠点として活用されてきた。
今回のグランドオープンでは、14店舗が新たに開業する。一例として飲食店舗では、当施設最大の250平方メートル超の広さを誇る「Marked池尻 / GOOD TEMPO -MUSIC, BAR & PLANTS-」がオープン。“街のCANTEEN(食堂)”をテーマに日常の食を提供するカフェ・レストランが出現する。また、三軒茶屋や下北沢で人気の飲食店「洋食api」が出店、昼は定番の洋食メニュー、夜はイタリア料理やスペイン料理をベースにしたワインに合う料理を提供するという。さらに、“大人の放課後活動”をコンセプトにしたクラフトビール醸造所「After School Brewery」は、《HOME/WORK VILLAGE》を機に立ち上がった三宿ビール合同会社による1号店となる。
体験施設として、“絵とことば”がテーマの美術館「PLAY! MUSEUM」、子どものための屋内広場「PLAY! PARK」からなる施設のサテライト「PLAY! SETAGAYA」が開業。“作る”をテーマに、親子で楽しむユニークなワークショップなどを開催し、創造性と学びの場を提供していく。
そのほか、障がいのある方が自分らしく働ける環境づくりを進め、地域と社会のつながりに貢献するレザークラフトショップ「UNROOF」の出店。革職人が一つ一つの商品にとことんこだわり、永く使っていただけるものづくりを追求していく。
グランドオープンを記念して、7月24日(木)~8月10日(日)には「Grand Opening Weeks」が開催される。所在地は、世田谷区池尻2-4-5
HP:http://www.homeworkvillage.com/