「何ですと…?」慣れって怖い!キャッシュレスが当たり前になり過ぎた結果 #頑張り過ぎない介護 173
一つ屋根の下で義母と同居しているまる子さん。嫁姑問題や介護の話をメインに自身の体験をマンガにしています。
動けないと言う義母のため、まる子さんは毎朝洗った入れ歯と新聞を義母の部屋まで届けていました。しかし、義母が朝食の配膳後に自分で洗面所に行っていると知り、入れ歯は自分で洗ってもらおうと決めました。その後、特に呼び出されることもなく、入れ歯がなんとなく怖いと思っていたまる子さんもホッと胸をなで下ろす結果に。こうして、できることは自分でやってもらうのがお互いのためにも良いと、まる子さんは思ったのでした。
出かけたのはいいけれど…
デイケアでお風呂上がりに履く靴が欲しいと言う義母に付き添い、まる子さんは車で買い物に出かけることにしました。シルバーカーを乗せて荷物を置き、円座をセットして義母を乗せ……と、ラクではありません。あれこれ迷いながらも最終的には買い物を終え、たくさん歩くことができたので、準備やサポートは大変でしたが、まる子さんは行ってよかったと感じました。
何か目的がないと歩いて出かけることがない私。今日は「お昼を買う」という目的を掲げ、いざお気に入りのパン屋へ! 大好きなパンをトレイに取って、あとはお会計だけ……。
ここ最近、利用するお店がキャッシュレス対応のところばかりだったので、現金で払うなんて考えてもいませんでした……。
荷物は極力少なくしようと、スマホと家の鍵のみ持って出てきた状態。もちろん、何度カバンを探しても現金はなく……。
仕方がないので、トレイに取ったパンを返却することにしました。
もう恥ずかしすぎて、一目散に帰りました。
でも、このまま帰るのも……と思い、その足でコンビニへと向かいました。
お昼を買うという当初の目的は達成したものの、なんだか不完全燃焼……。
今日の話を夫と息子に聞いてもらい、もう恥ずかしくて当分あのパン屋さんには行けないと言うと……。
週末、夫と息子が私の大好きなパンを買ってきてくれました。しかも、その日からキャッシュレスに対応したとのこと。あとちょっと早ければ……。
私は出不精で、何か目的がないとわざわざ出かけようという気になれません。そこで「お昼を買いに行く」という目的を作り、片道15分ほどの道のりを歩いてお気に入りのパン屋へと向かいました。大好きなチーズフランスとくるみパンをトレイに乗せてお会計……まではよかったのですが、電子マネーで払おうとしたところ「お支払いは現金のみです」と言われてしまい、スマホと家の鍵だけしか持ってこなかった私はパンを返却するしかありませんでした……。
自分が買い物に行くお店は、すべてキャッシュレスに対応していたため、このパン屋さんが現金のみだということを失念していました。でも、このまま帰る気にもなれず、結局近くのコンビニでお昼を買うという当初の目的は達成してから帰宅しました。
この出来事を夫と息子に話し、恥ずかしいから当面はあのパン屋さんに行けないと愚痴ると、なんと2人が週末にチーズフランスとくるみパンを買ってきてくれました。しかも、ちょうどそのタイミングでキャッシュレス払いが始まったとのこと。でも、店員さんにどう思われているかわからないので、やっぱりしばらくは行けないと思います。
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特に大きな用事がなくても、なぜか1日を終えるころには疲れを感じるので、わざわざ用事を作らないと出かけないというのは、まる子さんだけではないはずです。せっかく意気込んで出かけたのに、恥ずかしい思いをしてしまったのは残念でしたが、これに懲りずにあれこれ用事を作りながら、楽しく歩ける時間を作れるといいですね。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。