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『スパイダーマン』グリーン・ゴブリン役の本質は「ノーマン・オズボーンにある」とウィレム・デフォー

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『プラトーン』(1986)や『処刑人』(1999)『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』(2017)など、長年のキャリアでさまざまな役柄を演じてきた名優ウィレム・デフォー。そのフィルモグラフィを代表する役柄のひとつが、『スパイダーマン』シリーズのグリーン・ゴブリン役だ。

トビー・マグワイア主演、サム・ライミ監督の『スパイダーマン』(2002)で初登場するや、コミックファンのみならず一般の観客にも強烈なインパクトを与え、第2作・第3作にも象徴的なかたちでカメオ登場。3部作の完結後も「スパイダーマンの宿敵といえば…」と語り継がれる存在になった。

2021年には、(MCU)のトム・ホランド主演『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』でこのキャラクターを再演したデフォー。英Empireでは、キャリアと人生を振り返るインタビューのなかで、「あの役柄に戻ることができてとにかく嬉しかった」と回想している。

「オリジナル(『スパイダーマン』)と同じように、ひとつのシーンのなかで、コメディからドラマ、アクションへ展開するところがいい。いろんな仕掛けがあったし、一人二役だったから。誰もがグリーン・ゴブリンに注目するけれど、あっちはほとんどアクション。演じるのは好きだし、美しくやれると思うけれど、1作目の本質はマスクをかぶっていないノーマン・オズボーンでした。そちらのほうが重要なんです。」

あえて初登場作の『スパイダーマン』にさかのぼり、デフォーは“グリーン・ゴブリンの本質はノーマン・オズボーンだ”と言い切る。だからこそ当時、グリーン・ゴブリンのマスクに批判があったことも気にしなかったという。「だって、演じるのはノーマンの役なんだから」と。マスクへの批判に触れて「僕は顔で演技をしているとは思っていない」「顔に心が表れるのは気持ちの表現でしかない」とことにも通じるコメントだ。

『ノー・ウェイ・ホーム』での再演についても、デフォーはノーマンのキャラクター性に着目したと明かす。「どこからが復活したグリーン・ゴブリンで、どこまでがノーマンなのかがわからないのが大切だった。そこが芝居のポイントだったんです」。

ちなみに以前、デフォーは再演の可能性について「すべてが上手くいくのなら、もちろん」とことがあった。現在はトム・ホランド版『スパイダーマン4(仮題)』が企画進行中であり、MCUにも無限の可能性がある今、いずれグリーン・ゴブリンが帰ってくる可能性もある……?

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