中国人ご夫婦が営む使いやすい町中華 夜は食べ飲み放題メニューもあり「中華料理 江河」
下鴨本通北大路、中国人ご夫婦がいとなむ中華料理店「江河」、大人数のディナーなり。めちゃ使いやすい町中華店でしょう。ランチは更にお得なようですので、ご近所なら是非。
三条から移転した使いやすい町中華
今回のお店は我々も好きな現地系中国料理店で、中華料理は大勢で食べたほうが色々食べられるので、ワクワクとやってきたわけで。
場所は下鴨本通北大路交差点の北東角にあります。お店の名前は「中華料理 江河」。元々三条京阪にあった中華料理店「昆明」が2023年3月にこちらに移転された模様。店内に。
本日は宜しくお願いします~ということに。で、間髪入れず「ビールですよね!」と速攻で注文を通してくれるのだ。今回の中華の会は計7名での宴。
で、今日はコース料理ではなく、気になるものを順に注文するスタイル。結果、色々楽しめましたので気合シッカリ目にご紹介。メニューはそこそこ豊富なお店で、現地系の中国料理店にありそうなものは概ねある感じですな。こちらが野菜に肉料理・・・
こちらが海鮮に揚げ物類・・・
こちらが麺類にご飯物など。メニューの種類はこの倍量ほど。とはいえ、そんなにトリッキーなものはなく、よくある町中華のお店にちょっとだけ現地の香りが!というような。中国人ご夫婦が回しておられるお店ですが、四川や東北系など地方色は強くなく、ホテル中華ベースのお料理を庶民的材料でやりましょう!という感じ。全24席のこじんまり店なわけで。
5、6皿分を一度に注文し、まず出てきた一品目。「蒸し鶏の辛ソース」¥770なり。全然四川風ではない穏やかな辛味なのですが、鶏の下処理もキッチリ。ちゃんとウマー!な一品。とはいえ、量は小皿サイズ+α程度。(色々食べられるので、ワタシ的にはこれぐらいが嬉しいのですが)
で、速攻で紹興酒にスイッチ。紹興酒5年物、10年物を同時注文し、吞み比べに参加。自分でソーダ割にしたり、チェイサーに瓶ビールを確保したり、ま、各自各様。
二品目は「トマトと玉子炒め」¥980なり。これも穏やかな味付けで、トマトはかなりしっかり火を入れてあらかたソース化している手法。玉子成分多めで、こういう風にふんわりとイイ感じに火を入れるのはテクが必要。ま、本来なら白飯にぶっかけたい!的な。
三品目。ワタシがリクエストして入れてもらった「茄子四川風炒め」¥980なり。スティック状に切った茄子に片栗粉系の衣をつけて揚げてから、唐辛子や花椒の辛さを移した油で炒める手法なのですが、昨年、深草の「無名小吃」でこのメニューが超旨だということが分かり、置いてあるお店では食べようとするのだ。
こちらは辛さは控えめで花椒の刺激もちょっぴり。いやー、もっともっとドドンとこい!という感想~。 とはいえ、他の四川系のお店で注文すると赤唐辛子が全体の2割入っている!場合もあるので、可食部が多いのは良いことです(汗)。で、実は最近、この茄子が好みです!と白状したら、類似のメニューをオススメ頂いたのですが、それも美味しかったわけで。(後程登場)
四品目は、「チャーシュー」¥770なり。香港風に甘辛い「焼味」ではないスタイルで、三枚肉?だと思われるのですが、脂分控えめな部位でもっとサッパリしている感じ。肉厚に切ってあり食べた感満載でなかなか美味しい。これが¥770か~!と驚く一品ですな。優秀なビールのアテ系。
五品目は、茄子炒め好きなワタシに推薦頂いた「しめじの胡椒ピリ辛炒め」¥980なり。茄子の代わりにシメジに片栗粉系の粉を付けで揚げ、胡椒を利かせて油炒めした一品。 味付けのキャラは茄子とは大分違うわけで。胡椒がしっかり効いていて、こちらのほうが茄子炒めの倍ほど辛いのですが、我々的にはこれぐらい辛くないと!という感想~。いやー、これはオススメ。
六品目は、つぶ貝と一緒に新鮮なイカもたっぷり入っていたので、もしかして「三種海鮮の葱ソース」¥1600。生のつぶ貝、イカに熱々の香味油を回し掛けて仕上げるホテル中華系の一品ですが、こういう上海料理がお得意なように思いました。油の質も良好~。
七品目は、「鶏肉とピーナッツ炒め(辛)」¥1080なり。鶏肉は片栗粉系の衣をつけて揚げて、ピーマンやピーナッツと共に唐辛子の辛味を移した油で炒める手法。四川料理店では「宮保鶏丁」(ゴンバオジーディン)に当たるお料理だと思うのですが、これも唐辛子成分はかなり控えめ。辛さを期待すると拍子抜けするのですが、鶏の唐揚げが他店より大きめでジューシーに仕上がっていて、ボリューミー。これは飯のおかず系としては非常に優秀そうな一品。お得感あり~
八品目は、「豚肉四川風煮込み」¥1280なり。肉厚に切った豚バラ肉で作った汁だく系炒め物のような。
小鉢に分けた図。四川風と言いつつ、ラー油成分は非常に穏やかでこれも程よい辛味。厚揚げごろごろ、白菜にニラ、モヤシなど野菜もしっかりで、具沢山汁物のように頂けます。これもお気に入り。
九品目、これも経験有りメンバーのオススメだった「イカクミンピリ辛」¥1180なり。クミンはホールではなく、パウダーを使っているようですが、これまた火入れが命!な一品でしょうな。レアなのにちゃんと火が入っているイカがちゃんと美味しい。これまたご店主の鍋振り技術が垣間見える一品。確かにピリ辛程度の穏やかな刺激ですが、これもお気に入り。
十品目は、これも経験有りメンバーのオススメ「地鶏の田七人参蒸し」、可愛らしい土鍋でサーブされ、小サイズ・大サイズがあり。これがですね・・・
小鉢に分けた図。しっかり煮えてやわやわになった鶏肉、こういう汁物に使うとめっちゃ出汁が出るというカニカマ!に竹輪!、青梗菜にワカメに刻み葱、それにどこに入っているのん?な漢方薬に使われる田七人参などが入ったスープ。これも滅茶コクのある旨味満載系な塩味スープで、油分はとても控えめ。いやー、健康健全!
十一品目、「牛肉ミンチのレタス包み」¥1600なり。豆鼓や甜面醤などを使った深い甘味噌系の味付けで、これまたホテル中華系な一品。油分控えめで肉の旨味しっかりですな。これはこれで、イイ感じの仕上げ!だと思うのですが、そろそろ〆に突入だ~ということに。
十二品目、「五目あんかけ焼きそば」¥800なり。激しく特徴があるタイプではないですが、オイスターソース系トロミ餡がしっかりで、正に期待通り~というような。これ一杯で良い感じのランチになりますな。
でラストの十三品目は、「高菜チャーハン」¥700なり。高菜の水分でパラパラ度は意外に低めですがふっくら仕上がっていて、ま、これまた間違いない一品でしょう。いやー、大満足の大満腹なり。
で、以上で〆まして7人で¥37000程だったのですが、ディナーで支払う金額の1割分で次回使えるクーポンが貰える仕組みで、幹事様が沢山クーポンをお持ちだったので、なんとなんと¥3400/人!というお支払いでした。ディナーメニューには食べ吞み放題¥5000!もあるのですが、アラカルトでこの値段なので、満足度超高め。いやーこれはたまげますなあ。。
で、写真のように再び¥2360分クーポンが出てきて、明日も早いので、我々はお先に撤収します~!ということに。久々に紹興酒だけで超べろんべろんに。
中国人ご夫婦が回すお店で、三条京阪からこちらに移転され、北大路周囲のお客様の好みに合わせて和食材を効果的に取り入れつつもどんどん辛さ控えめ、油控えめにされている気がしますな。中国の料理人さんは、現地の味を守っているお店では「中国料理店」を、中国料理に地元アレンジを加えると「中華料理店」を名乗るという話なので、その通りだなあ~と思うわけで。
既に現地系中国料理店のジャンルではないかも?なのですが、めちゃ使いやすい町中華店でしょう。ランチは更にお得なようですので、ご近所なら是非。
店舗情報
店名:中華料理 江河
住所:京都市左京区下鴨梅ノ木町71-4
営業時間:11:30~14:30 / 17:00~21:30
定休日:火曜
TEL:070-1831-8899
https://yoyaku.tabelog.com/yoyaku/net_booking_form/index?rcd=26038809