【横浜市青葉区】一輪車クラブ「UC町田」 全国大会で銅メダル 青葉区から2人出場
青葉区と東京都町田市を拠点に活動する一輪車クラブ「UC町田」が9月14日、福島県で行われた「全国小学生一輪車競技大会」に出場した。区内の児童2人を含むチーム「ウルーシェ」が、グループ演技部門クラスS(5〜9人)で銅メダルを獲得した。
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同大会には、全国から34団体、総勢236人の選手が出場した。「ウルーシェ」は、矢幅しおんさん(奈良小4年)、湯澤花さん(田奈小4年)、森蒼理さん(高ヶ坂小6年)、林芽維さん(同小6年)、安本詩さん(南つくし野小4年)、富岡四葉さん(大門小4年)の6人からなるチーム。高学年の選手が多く体格差のハンデもある中、磨き上げた技と表現力を披露し、ダイナミックな演技で全国3位の座を勝ち取った。
感涙の「ノー落車」
大会直前は、ほぼ休みなく練習に明け暮れていた「ウルーシェ」。リーダーの森さんは「技を繰り返し練習し、成功率と自信を高めた」と語る。視線や表情などの表現力も磨き、大会に挑んだ。
その成果を十二分に発揮し、本番では誰一人落車することなく全ての技をノーミスで達成。選手も保護者も大号泣で、「演技を終えて、会場を出た途端に涙があふれた」と矢幅さんは振り返る。コーチを務める森田亜矢子さんも「ノーミスの演技ができるチームは数少ない。大舞台でよくやってのけた」と絶賛。選手たちは「初めてのメダルだった」と輝く銅色の勲章を掲げ、顔をほころばせた。
一輪車競技の知名度はまだ低く、同区・市では「UC町田」が唯一の一輪車クラブ。地区センターや地域ケアプラザ、一部の小学校の体育館を借りて活動しているという。「みんなと協力して結果を出せることと、新しい技に挑戦するわくわくが魅力」と湯澤さん。選手たちは異口同音に、助け合いながらレベルアップしていく楽しさを語っていた。
なお、同大会では他に、湯澤さん・富岡さんがペア演技部門クラスA(小4以下)、森さん・林さんが同部門クラスB(小5以上)にも出場。それぞれ4位と5位に入賞した。