ホビーのまち静岡のお噺し
2024年12月1日放送の「静岡市歴史めぐりまち噺し」。今日は、ホビーのまち静岡のお噺しです。
語り:春風亭昇太
模型の世界首都、静岡を象徴する日本最大の模型の展示会「静岡ホビーショー」。
その始まりは昭和34年1959年に徳川慶喜ゆかりの浮月楼で開催された、第1回生産者見本市でした。
日本初のプラモデルが昭和33年に発売され、静岡の木製模型メーカーもプラモデルの製造に注力し成長を遂げていきました。
1986年から静岡ホビーショーと名を変えた見本市は、回を重ねて2024年で第62回。
日本が世界に誇る模型メーカーがその年の新商品の発表・展示を行い、国内外のバイヤーや世界中のプラモデルファンが集う模型展示会に成長しました。
現在、プラモデルの出荷額が全国シェア8割を超える静岡市。
国内外の多くの模型ファンから愛されるまちとして、令和2年にプラモデルを活用した地方創生プロジェクト「静岡市プラモデル化計画」も始まりました。
その代表的なものとして市内各地に設置されているのが「プラモニュメント」。
まちの中にあるものを「組み立て前」のパーツに分解してプラモデルの特徴であるランナーにはめ込んだ造形物です。
郵便ポストや公衆電話などがユニークにデザインされ、フォトスポットとしても人気になっています。
毎年12 月に、プラモデルを核としつつ、幅広いホビーの楽しさを体感できるイベントを目指して開催されているのが「クリスマスフェスタ」。
今年から、高校生を対象とした全国プラモデル選手権が開催されることになり、第1回大会で各校が技を競う作品が披露されます。
静岡市歴史めぐりまち噺し、今日のお噺しはこれにて。 <!-- tag:/area:静岡市駿河区,静岡市清水区 -->