<2万円のトレカが……!>慌てる夫「大事なカードがないッ」洗濯したら激怒され……【まんが】
私はハルナ(32歳)。夫・シュンペイ(34歳)と小学1年生の息子・ユウトの3人家族です。みなさんは夫の趣味について悩んだことはありませんか? 私の夫の趣味はトレーディングカード集めで、没頭すると部屋から出てこなくなります。寂しさを感じるものの、特に干渉することなく黙認していたのでケンカになることはありませんでした。しかしいつものようにソファに放置されていたシュンペイの服を洗濯したら、そのポケットに2万円の価値があるカードが入っていたようで……。
ユウトは私と2人で出かけることを恥ずかしがるので、日曜日は自宅で過ごすことが多くなっています。それにユウトも趣味に没頭するシュンペイのマネをして、ゲームをする時間が長くなっています。日曜日は家族がバラバラに過ごす時間が多く、寂しさを感じています。
それから夕方になって洗濯物をたたんでいると、シュンペイが慌てた様子でなにかを探しはじめました。「ない……。どこだ?」私は焦る夫に「なにを探しているの?」と声をかけました。このときは夫が焦っている理由がわからなかったのです。
シュンペイは普段はいい夫なのですが、毎週日曜日は趣味のトレーディングカードに没頭して部屋から出てこなくなるので、家族の時間が減って寂しく思っています。 それでもひとりの時間は必要だと思い、趣味については黙認していました。 しかしシュンペイのパーカーを洗濯したら、そのポケットに2万円の価値があるカードが入っていて、シュンペイが私に怒ってきたのです。 私は放置されていた服を洗濯しただけなのに……モヤモヤが募ります。
「勝手に洗うな」「洗濯前に確認しろ」……こみ上げる怒り
ついに長年抱いていた不満があふれてきました。私が強く反論したことに驚いたのか、シュンペイは口をつぐんでいます。
「そう思って我慢してたけど、カードのことで私を責めるならもうやめてほしい」つい口から出た本音にシュンペイが聞き返してきました。
数日後、私はシュンペイが趣味にどれだけのお金を費やしているのかが気になり、彼の部屋に入りました。そこには大量のコレクションが飾られており、床にもトレーディングカードを収納した箱が積み上げられています。
私はシュンペイが家族をないがしろにして多くの時間とお金を趣味に費やしていたことに対して、怒りがこみ上げてきました。
私とシュンペイは洗濯してくしゃくしゃになったトレーディングカードが原因で大ゲンカをしてしまいました。 服を放置したのはシュンペイなのに、自分の趣味のものだからという理由で熱くなって私を責めてきたことが許せませんでした。 しばらく口をきかずに過ごしていたのですが、シュンペイから「大切なものをないがしろにされる気持ちも考えてくれ!」と言われ、彼の趣味に対する思いをまったく考えずに発言していたことに気づいたのです。
夫の趣味をけなしてしまい……反省。カード、修復できる?
「そんな紙切れに高いお金を出すくらいなら家族に使ってよ! 」「ケンカのもとになるなら処分したい」自分がシュンペイに言った言葉が思い出されます。私は自分の言動を思い返して反省しました。
私はシュンペイのカードコレクションを一瞬でも処分しようとしたことを反省しました。
そして洗濯してしまった2万円の価値があるカードをなんとか入手できないか考えたのですが、買い直すと家計に響くので悩みました。
思いたった私は、洗濯してくしゃくしゃになったカードを水で濡らし、当て布をしてアイロンで伸ばしてみました。しかし折れ目が多いからか、思い通りに修復することはできませんでした。
シュンペイとのケンカのことをママ友のミノリさんに話すと、私も彼も自分の大切なものを相手にないがしろにされてモヤモヤしていることに気づきました。 シュンペイの気持ちに寄り添えなかったことを反省して洗濯したカードを修復しようと試みたのですが、うまくいきません。 それを知ったユウトの提案でトレーディングカードのパックを買うことになりました。ユウトが私と2人で出かけてくれることも嬉しいです。あとは同じカードが当たるといいのですが……。
【夫の気持ち】「自分の管理不足よ」同僚の言葉が……グサッ
俺はシュンペイ(34歳)。妻・ハルナ(32歳)と小学1年生の息子・ユウトの3人で暮らしている。先日、洋服のポケットに2万円の価値があるトレーディングカードを入れていたのだが、ハルナが勝手に洗濯して、カードが台無しになった。カッとなって怒ったことには反省しているけど、ハルナが俺のカードコレクションを処分しようとしていたから、ついまた怒ってしまった。しばらく仲直りは難しいと思って落ち込んでいたら、同僚のヒロミさん(45歳)が話しかけてくれた。
ハルナが洗濯してカードが台無しになってしまい、きついことを言われたからショックを受けた。その後も俺のカードコレクションを処分しようとしていたハルナを怒ってしまったから、しばらく仲直りは難しそうだ。
「大事なものが壊れたショックはわかるけど、自分の管理不足なのに奥さんを怒るのはダメよ」ヒロミさんの言葉は胸にグサッときた。たしかに洗濯してくれたハルナの気持ちを考えられていなかった。俺は一方的にハルナに怒ってしまったようだ。どうすればよいのだろう……。
小学生のころから好きなトレーディングカードのことになるとつい熱くなる俺は、ハルナが2万円の価値があるカードを洗濯したことや、コレクションを処分しようとしたことにカッとなって怒ってしまった。 だけど同僚のヒロミさんに自分の管理不足とハルナの気持ちを考えられていなかったことを指摘されて、深く反省した。 謝るために早く帰宅すると誰もいなくて焦ったけど、ハルナがカードを修復しようとしてくれたことに気づいてジーンときた。俺も家族にもっと寄り添いたい。
【私の気持ち】仲直りできる?「家族も趣味も大切」新たな休日の過ごし方
先日、シュンペイの服を洗濯したら、ポケットに2万円の価値があるトレーディングカードが入っていたため大ゲンカになりました。しかしママ友のミノリさんの助言もあって、シュンペイの趣味をけなしてしまったことを反省しました。謝るためにも同じカードを手に入れようと、ユウトとカードのパックを買ってから帰宅すると、シュンペイがいつもより早く帰ってきていたのです。
シュンペイは涙をこらえているように見えました。そんなに喜んでくれるとは思っていなかったので、心がくすぐったい気持ちです。それからシュンペイが慣れた手つきでパックを開けはじめました。ユウトも興味津々な様子でシュンペイの手元をのぞきこんでいます。
シュンペイの「当たり」という言葉に胸が躍りました。もしかして価値が高いカードが当たったのでしょうか。私は自分がカードを台無しにしてしまった負い目もあるので、「2万円のカードが当たったの?」とシュンペイに聞きました。
トレーディングカードが発端で大ゲンカしてしまった私とシュンペイですが、仲直りすることができました。 洗濯してしまった2万円の価値があるカードも、元々は家族と焼肉を食べるために売ろうとしてくれていたようです。 シュンペイがちゃんと家族のことを大切に思ってくれていたことを知って胸が熱くなりました。私も彼の趣味を尊重していきたいと思います。お互いの大切にしたいことを、お互いに大切にしていきたいです。 またユウトもシュンペイの趣味にハマったことで家族団らんの時間が増えたので、これからもこの時間を大切にしていきたいです。