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政府備蓄米、明日にも受付を再開! 米派の内藤剛志は「作る側も買う側も、意識改革が必要」と説く

文化放送

野村邦丸アナウンサーが大将を務める「くにまる食堂」(文化放送・毎週月~金曜9時~13時)。5月29日(木)の最初のコーナー「ニュース一番出汁」では、邦丸アナとパートナーで俳優の内藤剛志が、政府備蓄米の随意契約が明日にも再開されるというニュースについて意見を交わした。

野村邦丸アナ「小泉農林水産大臣は申し込みが殺到したために受付を休止した政府備蓄前の随意契約に関して、明日にも受付再開すると明らかにしました。これまでは大手の小売業者を売り渡し先にしていたんですが、今後は中小スーパーなどに切り替えて一事業者あたりの数量制限を求めるということです。中小の小売業者には古い2021年産米を出すために店頭価格は税抜きで5キロあたり1800円程度になると想定しています。政府が随意契約で売り渡す備蓄米についてLINEヤフーは、インターネットオークションサイトYahooオークションでの出品を禁止すると発表しました。割安な米を高値で転売するのを防ぐためで、フリーマーケットサイトのヤフーフリマでも出品を禁ずるということです。備蓄米と疑われる商品が出品されている場合は出品の削除や、ユーザーのアカウント停止などの措置を取るとしていて、AIを活用した監視の強化も行います。
……米の話題がずっと続いていますね」

内藤剛志「本当ですね」

邦丸「今まで入札があったのは随意契約、それぞれ個別に価格の取引をやるということをやりましょうねっていう風に小泉進次郎さんが言って。でも農協はいらないとかいろんなこと言われてるんだけど、実際長年農協を通じて米の販売を扱ってる人からすると『そんな簡単なこっちゃないよ』っていう……『米は安けれ安いほどいいんだ』っていうのは、いや逆に言えば生産者からすると『だから米を作ること自体がもう赤字になってるんだからなんとかしてよ!』という、折り合い点を作らなきゃいけないんでしょうね」

内藤「適正価格だとおっしゃる人いるじゃないですか、やはり。作る側の方がね、今高い高いってなんか彼らが責任を押し付けてるような感じになっちゃうけど、作る人が高く売ってるんだろうって。『いや違うだろう!』って思うんですけどね。だって後を継ぐ人も少ないだろうし。やっぱり大変なお仕事だと思うしね。いつも思いますけどもね、仕事で農作業を体験でやったりすることが多いんですよ、旅番組とかで行くと。コンバインかなんかに乗って機械で田植えするけどまっすぐ行けなかったりするし、暑いし大変なんです。泥だらけですからね。だから彼らにとってはやっと適正価格になっていると思っている方も多いんじゃないですかね?」

邦丸「要するに作物も楽に作れないっていう時代になっちゃってるわけだから、その辺はどこかで折り合いを消費者の方にもつけてもらって。で、これまたね、そこで年収によってコメの売り渡し価格を変えるかっていったら、例えば私は年間このぐらいしか稼いでいませんっていう人がスーパーに行って、これを買う時のプライドって問題も出て来るじゃないですか。これをどうするんだろうな~って」

内藤「たまたまなんですけど、昨日、タイ米を食べて『美味い!』って思いましたから(笑) 」

邦丸「長粒米ってやつ? タイ料理によく合う」

内藤「長細いやつね。タイ料理を食べたんですよ、辛い物好きなんで。それでガパオを食べたわけですけど、やっぱりタイ米にもいいものがある」

邦丸「料理によって米を使い分ければいいんですよね」

内藤「そうそうそう。だから買う側がもちろんそれを考えるべきなところってあるんじゃないですかね。ブランドにこだわる人もいらっしゃるのかもしれないけども、いろいろあっていいと思うんですけどね。こういう時代なんだから」

邦丸「だって今まであれでしょ、『パンの消費が米を上回っちゃった、大変だ!』って言ったけど、今度米がないってなれば『米がない、大変だ!』って。なんかオイルショックの時を思い出しちゃう」

内藤「米がないってのは精神的に日本人ってパニックになりがちなんじゃないですか? 邦丸さん、米好きでしょ? 俺も好きです。でもパン派みたいなこと言う人が結構多くて」

邦丸「消費は上回っちゃったからね、パンがね。パスタとか小麦粉を元にしてるものが上回っちゃったっていう。だからその場その場で大騒ぎするんだけど、結局構造改革もできないまんまいっちゃって、しばらくの間米は高いよっていう話は農家の方も言ってたけどね」

内藤「全員の意識をちょっと変える必要がありますよね、作る側も買う側も」

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