「古代のゲーム」で子どもたちが熱戦 博物館でイベント
茅ヶ崎市博物館で3月23日、下寺尾官衙遺跡群の国史跡指定10年を記念して、古代のボードゲーム「かりうち」の子ども向け体験イベントが開催された。同時に国史跡指定10年を迎えた橘樹官衙遺跡群が位置する川崎市との共催。
かりうちはすごろくに似たゲームで、下寺尾官衙遺跡群と橘樹官衙遺跡群に古代の役所(官衙)があった約1300年前に流行したと考えられている。
当日は同館スタッフらが奈良時代の役人に扮して参加者を迎えるなか、下寺尾や橘樹の遺跡の説明に続いて、かりうちの大会が行われた。参加したのは茅ヶ崎市周辺や川崎市の子どもなど16人。トーナメント方式の個人戦を実施し、優勝、準優勝および敗者復活戦優勝の3人に、かりうちキットが贈呈された。
同館の市民交流スペースには、今後もかりうちの体験コーナーが設置される予定で、予約なしで体験できる。対象年齢は4歳以上で2人から。所要時間は10〜15分。