ロキ&ソーも!マーベル史に刻まれる最強コンビ3選
破格のメガヒット超大作によってエンターテイメント史を塗り替えてきたマーベル・スタジオ。“アベンジャーズ”などのヒーローを描いてきたMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)は、映画・ドラマシリーズを問わず創造されており、そのあらゆる作品がディズニー公式動画配信サービスDisney+(ディズニープラス)にて配信中。
2月27日(木)は、「きず(=「ツー」=2)な(7)」という語呂合わせから、“絆の日”とされている。そこで、師弟・兄弟・親友など、様々な関係性で繋がるマーベルの名コンビを一挙紹介する。
固い“友情”の絆で結ばれた “初代”キャプテン・アメリカ&ウィンター・ソルジャー
2人が登場する主な作品:『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』、『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』等
“初代”キャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャースと、ウィンター・ソルジャーことバッキー・バーンズは、幼馴染で第二次世界大戦を共に戦った無二の親友。任務中の事故でバッキーが行方不明になってしまい、スティーブは悲しみに明け暮れるも自身もまた任務中の事故で70年近くもの間氷漬けにされてしまう。その後、会うことはないと思われていた2人だが、キャプテン・アメリカとして再び活動を始めたスティーブの元に、洗脳・肉体改造を強要され“伝説の暗殺者”ウィンター・ソルジャーと化したバッキーが敵対する形で登場。スティーブは仲間の力を借りてバッキーを窮地に追い込むが、「君とは戦わない、親友だから」と伝え、“正義の象徴”である盾も手放すという行動に。問答無用に殴りつけられても無抵抗でいるスティーブを見て想いが伝わったのか、バッキーはとどめを刺さずにスティーブを救って消え、2人の固い絆が垣間見える感動的なシーンに。アイアンマン対キャプテン・アメリカというアベンジャーズの内戦が描かれた「シビル・ウォー」では、爆破テロの濡れ衣を着せられたバッキーの無実を証明しようとスティーブが奮闘。バッキーは支えてくれたスティーブと共にアイアンマンらと対峙することを選び、固い友情の絆を見せた。
そして、スティーブにはもう1人、親友がいる。それが、彼からキャプテン・アメリカを継承したサム・ウィルソン。「ウィンター・ソルジャー」では、ランニング中のサムを驚異的なスピードで何度も追い抜いていくスティーブの「左から失礼」の言葉をきっかけにすぐに打ち解ける2人の姿が描かれた。サムはスティーブとの出会いを経て、人工の翼で空を舞うヒーロー“ファルコン”としての活動を開始。アベンジャーズの一員として活躍し、戦闘中もジョークを言い合い、ピンチの時は必ず相棒として支え合ってきた。しかし、「エンドゲーム」のラストでスティーブはヒーロー引退を決意。サムに盾を託すシーンは2人の信頼関係を象徴する名場面となった。大ヒット公開中の『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』では、盾を受け継いだサム・ウィルソンの物語が紡がれていく。同作には、サムの仲間として活躍する2代目ファルコンことホアキン・トレスも登場し、スティーブとサムの関係に負けない程のコンビネーションを魅せている。キャプテン・アメリカとしての貫禄を見せるサムと、お調子者のホアキンの兄弟のような掛け合いと究極の空中戦に必見のサスペンス・アクション超大作にも注目したい。
熱い“師弟”の絆で結ばれた アイアンマン&スパイダーマン
2人が登場する主な作品:『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』、『アベンジャーズ/エンドゲーム』等
天才的な頭脳を持つ実業家であり、自ら開発した最新鋭のパワードスーツを装着し“アイアンマン”として闘うトニー・スタークと、アイアンマンに憧れるやんちゃな高校生ヒーロー“スパイダーマン”ことピーター・パーカー。ふたりがヒーローとして関わりを持つことになるのは、アベンジャーズの対立が描かれた「シビル・ウォー」。素顔を隠しながらスパイダーマンとして困っている人を助けていたピーターの正体にいち早く気付いたスタークは、彼をキャプテン・アメリカらとの対立の助っ人としてスカウト。この戦いをきっかけにふたりの師弟関係は始まっていく。
最初は、おしゃべり好きで敵対している相手に話しかけて隙を突かれたり、危険を顧みずに宇宙にも飛び出してしまうピーターの危うさに手を焼くスタークだったが、“仲間や街を守りたい”というピーターの強い思いを受けて、「インフィニティ・ウォー」では正式にアベンジャーズのメンバーとして認める。時にはヒーローとして未熟なピーターに喝を入れながら、何かと目をかけるスターク。共闘を重ねるごとにふたりの師弟関係は強固なものになっていき、「エンドゲーム」では最凶の敵・サノスの“指パッチン”で消えてしまったピーターを取り戻すべく、スタークが自身の幸せな環境をなげうってでも命がけの作戦に臨む姿に多くのファンが心を震わせた。
強い“兄弟”の絆で結ばれた ソー&ロキ
2人が登場する主な作品:『マイティ・ソー』、『マイティ・ソー/バトルロイヤル』、『アベンジャーズ/エンドゲーム』等
神の国アスガルドの王の息子で雷のパワーを操る破天荒な神様“ソー”と、ソーの弟で宇宙一の裏切り王子“ロキ”。ロキはアスガルドの王として称えられる兄への嫉妬心を爆発させ、『マイティ・ソー』ではアスガルドと敵対関係にある宿敵に密約を持ちかけて戴冠式を襲わせたり、『アベンジャーズ』では地球侵略計画を企てアベンジャーズを敵に回した世界を揺るがす大事件を巻き起こしたりと、何度もソーに襲い掛かる。
しかし、ソーは「バトルロイヤル」で母国を救うためにロキと共闘することを選択。ソーが提案した“騙し討ち作戦”をロキは嫌がるも、その作戦を遂行し言われるがまま演技をしているロキの微笑ましい様子から兄弟の力関係がよく分かる。何度裏切られても許してしまうソーと、裏切りを繰り返してきたロキが最終的にはアスガルドのために共に敵に立ち向かい、ユーモアと感動を掛け合わせた兄弟愛溢れるシーンの数々が垣間見えた。
この機会に、師弟や兄弟、親友といった様々な関係性で繋がるマーベルの名コンビたちの“絆”を描いた作品を楽しんでみてはいかがだろうか。(海外ドラマNAVI)
Photo:『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』©︎2025 Marvel ディズニープラスにて見放題独占配信中 『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』©︎2025 Marvel ディズニープラスにて見放題独占配信中 『マイティ・ソー/バトルロイヤル』©︎2025 Marvel ディズニープラスにて見放題独占配信中