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谷中|谷中銀座商店街で春の陽気を楽しむ、ゆったり散歩

いろはめぐり

谷中銀座商店街は、昭和20年頃に自然発生的に生まれた近隣型の商店街です。

平成に入ってから、谷中近隣地域が下町散策の中心地のように扱われ始め、今や近隣の住民だけでなく、海外からの観光客も多く訪れるなど、高い人気を誇っている観光スポットとなっています。

夕やけだんだん

場所はJR「日暮里」駅から歩くこと6分。

商店街までの道のりには桜が咲いており、まさに春を感じられる穏やかな風景が広がっています。各所にお寺があり、非常に落ち着いた雰囲気の街です。

「谷中銀座商店街」のアーチが見えるこの場所は「夕やけだんだん」と呼ばれる観光名所でもあります。
この日訪れたのはお昼頃だったため、夕やけに染まる商店街を見ることは叶いませんでしたが、明るいうちはレトロな雰囲気を十分に楽しめます。

商店街の入り口を階段から眺める

さっそく商店街を散策。
空腹の状態で訪問したため、まずは何か手っ取り早くお腹に入れたいということで商店街を彷徨っていたところ、見つけたのがこちらのテナントビル。

レトロな看板が並んだ建物

いろいろなお店が入っているようで、それぞれの看板からは、この地で長らく商売に勤しんできた風格が滲み出ています。

肉のサトー

「肉のサトー」さんは、谷中名物「谷中メンチ」や「谷中コロッケ」を楽しむことができると有名な肉屋さん。食材の安心安全を第一に、こだわり抜いた品物を取り扱ってくれている消費者にとってうれしいお店です。
お昼時というのもあって、お店の前には人だかりができていました。ほとんどが海外から来た観光客のようでした。

揚げ物がたくさん並んだショーケース

ショーケースには、お目当ての谷中メンチのほか、チーズ入りコロッケやアジフライなどがぎっしりと並んでいます。
今回は谷中メンチと珍しい厚焼玉子を1つずつチョイスしました。

谷中メンチ250円、厚焼玉子100円

見てください、このズッシリ中身が詰まった感じ…!
メンチの方は、一口食べるとジュワッと肉汁が溢れ出し、肉屋さんならではの肉肉しいジューシーな一品です。一方、厚焼玉子は優しい風味と少し甘めな味付けが特徴的で、衣のサクサク感と厚焼玉子のフワフワな口触りがなんとも言えないハーモニーを生み出していました。
揚げ物でありながら、軽くペロリと平らげることができましたよ。

谷中 こみち

続いて目に止まったのは、「神社の中のソフトクリーム屋さん」というキャッチフレーズが書かれた看板。こういうの、ついつい惹かれちゃいます。

凝ったデザインが目を引く立て看板

パッと見、神社がどこにあるかわからなかったのですが、お店へ続く道を見て納得。

お店に続く小道

奥の方にひっそりと神社がありました。小さな神社ですが、遠目からも手入れがきちんとされているのがわかります。

神社の穏やかな雰囲気に癒されつつ、メニューを拝見。メインのソフトクリームですが、ラインナップはこんな感じ。どれもおいしそうです。

グリーンとホワイトのオーニングテントが特徴の、こぢんまりとしたカウンターから商品を注文できます。

期間限定の抹茶ソフトもおいしそうですが、ここはオーソドックスなミルクと人気のキャラメルをチョイス。

ミルクソフト400円、キャラメル550円(取材当時)

十勝産の牛乳を使用して作られたソフトクリームは、濃厚ながらもさっぱりとした後味が特徴的で、無類のミルク好きである筆者にとってはこれだけで満足感が得られます。
人気のキャラメルは、ソースがアイスの冷たさでパキッと固まっており、周囲にまぶされた塩アーモンドと相まって楽しい食感に。甘さと塩気が絶妙にマッチしていました。

店先には小さな2人掛けのベンチも用意されているため、ゆったり座って食べられるのもうれしいポイントでした。

なお、取材当時から価格改定があったようで、現在の価格と写真に記載の価格は異なります。実際に訪問される方はご注意ください。

商店街には50以上ものお店が軒を連ねており、ゆるりと散歩するだけでも十分に楽しむことができます。

ZAKUROらんぷ家

こちらのフォトジェニックな佇まいが目を引くお店。

トルコモザイクランプ専門店の「ZAKUROらんぷ家」さんです。少し暗めの店内に色とりどりのランプが吊るされている様子は、とっても幻想的。

ここではトルコランプを販売しており、なんと手作り体験もすることができるそう。
2時間5,000円〜でこんな素敵なランプが作れるのはいいですね。

今回は作成することはできませんでしたが、また時間を見つけて体験しに来たいと思います!

そのほかにも、猫好きにはたまらない猫のグッズのみを取り扱う雑貨屋や、おいしそうなイカ焼きを提供しているお店などがありました。

谷中銀座商店街の公式HPには、店舗一覧が掲載されていますので、訪問される際は確認してから行くことをおすすめします。

まとめ

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
谷中銀座商店街の歴史は古く、時代の流れとともに移り行く消費者のニーズに応えることで、活気ある商店街を守り続けてきました。
これからも昔ながらの商店街を楽しめる場所として、文化を大切にし続けてほしいと願っています。

谷中銀座商店街
住所:〒110-0001 東京都台東区谷中3-13-1

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