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もっちり・ふんわり・おいしい!人気ベーカリー出身の店主が手がけるドーナツ専門店【福岡市・野間】

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野間 モグドーナツ

子供から大人までみんな大好きなおやつの定番といえば……そうドーナツです。福岡でもじわじわと専門が増えて盛り上がりをみせているなか、新たに仲間入りしたのが「mogu donut」。ここは南区野間の大池通り沿いにオープンしたドーナツショップで、店主の愛犬・モグくんのイラストを目印に店内へ入ります。

「いらっしゃいませ」と迎えてくれたのは、店主の工藤純一さん。元々はパティシエ志望で「中村調理製菓専門学校」に入学したそうですが、在学中にオーストリア菓子とパンの店「Sailer(サイラー)」で1週間の実習を受ける機会があり、そこからパン作りにも惹かれていったと言います。卒業後は「Sailer」に入社し、パン部門で約13年に渡り腕を磨きました。

「長らくパンに携わってきましたが、パンに捉われず個性を出していきたい、自分の好きなものを追求していきたい。そう考えた時に浮かんだのが、食べるのも作るのも好きなドーナツでした。本当は福岡にドーナツブームが来る前、2年ほど前には開業予定だったのですが、理想の食感や味わいを作るのに時間がかかってしまいました」。工藤さんはそう笑って、自慢のドーナツを紹介してくれました。

ベーキングパウダーで膨らませたケーキドーナツやマラサダと呼ばれるハワイで人気の揚げドーナツなど、ひとくちにドーナツと言ってもその種類はさまざま。工藤さんが作るドーナツは、イーストで発酵させたパンに近い生地を揚げるイーストドーナツです。ショーケースには、定番から季節限定品まで15種類ほどのドーナツが並んでいます。1つ1つのサイズは大きめで食べ応えがあり、1個200円からという手頃さも嬉しい限りです。

「ドーナツって購入してからすぐに食べないと生地の食感が落ちたり、油がまわって重たくなることも多いですよね。それが嫌で、1日経ってもおいしいドーナツを作りたいと考えました。発酵時間はもちろん、使用する粉・砂糖・揚げ油の種類、水と卵の配合量なども数gずつ計算しながら試作を繰り返し、できる限り油を吸わない、オリジナル生地が完成しました」と工藤さんは話します。
定番の「シュガー」(200円)を一口食べてみると、油っぽさをまったく感じさせない、もっちりふんわりとした食感に驚き! 弾力がありながらも、さっくりと歯切れが良いのも魅力です。

続いて、人気メニューもチェックしましょう。愛犬・モグくんの足跡をイメージしたイラストをチョコレートスプレーで吹き付けた「モグドーナツ」(320円)は、中にダークココア、カスタード、バタークリームを合わせた特製のクリームが詰まっています。ピンク色のチョコレートを纏うのは、バタークリームといちごシロップのクリームをサンドした「いちごドーナツ」(320円)。小さな球体のドーナツは、モグくんの頬をイメージしてタピオカ粉を加えた生地で作った「もちもちモグマズル」(シュガー60円、ダージリン80円)です。

さらには、京都の宇治抹茶をチョコレートやクリームに合わせた「宇治抹茶ドーナツ」、ヘーゼルナッツ風味のクリームを挟んだ「カラフルチョコ」、クリームチーズとバタークリームをサンドした「レアチーズ」(320円)もおすすめです。バタークリームと聞くと、ちょっぴり重たいイメージがあるかもしれませんが、「mogu donut」のバタークリームはメレンゲを混ぜ合わせているので口溶けが通常よりも軽やかで、風味良く甘さも控えめ。次の日に食べても、冷凍しても味が損なわれないという安定性の高さにも工藤さんのこだわりが光ります。

また、商品はドーナツがメインですが、工藤さんのパン職人としての技術が光るメニューも数量限定で登場。モチモチ生地がクセになり、その時々で具材が変わる「フォカッチャサンド」(350円〜)や、あえて蜂蜜などを入れないシンプルなおいしさの「トースト(角食パン)」(半斤250円、一斤400円)も見逃せません。商品は電話での取り置き予約も可能で、9月からはウーバーイーツでのデリバリーサービスもスタートしました。

「コルネ型のドーナツ生地にクリームを詰めた『シブースト』や、サツマイモを使った秋のドーナツなど、新作もどんどん作っていきます!」と工藤さんはにっこり。食欲の秋のおやつタイムにぜひ「mogu donut」のドーナツを楽しんでみてください。

mogu donut(モグドーナツ)
福岡市南区野間3-6-3
092-551-3813

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