TVアニメ『宇宙人ムームー』キャスト登壇付き先行上映会レポート──“猫の日”、聖地・町田にムームーがやってきた! 小桜エツコさん、春海百乃さん、梶原岳人さん、木内秀信さん、藤井ゆきよさんが集結
TVアニメ『宇宙人ムームー』のキャスト登壇付き先行上映会が“猫の日”である2月22日に開催されました。場所は、物語の舞台でもある町田市の映画館109シネマズグランベリーパークで、第1話&第2話の先行上映に加え、キャスト陣によるトークショーが行われました。
登壇したのは、ムームー役の小桜エツコさん、梅屋敷桜子役の春海百乃さん、鶴見アキヒロ役の梶原岳人さん、天空橋わたる役の木内秀信さん、花月園子役の藤井ゆきよさん。さらに、着ぐるみのムームーもお祝いに駆けつけてくれました!
今回のトークショーの中で新情報が続々解禁。シベリア役を高橋花林さん、穴守順一郎役を小西克幸さんが担当することに加え、オープニングテーマがサバシスターによる「ふしぎなきみ」に決定したことや、放送情報が新たに発表に。また、2月22日は小桜エツコさんの誕生日でもあり、開演前にキャストやスタッフがサプライズでお祝いしたことがXのオフィシャルアカウントで報告されていました。本稿では、当日のトークショーの模様をレポートします。
本作でデビューを飾る春海百乃さんが司会進行を担当
第1話&第2話の上映が終わり、さくらこ&ムームーによるエンディング主題歌「さよなら人類」の素朴な音色の余韻が会場を包む中、小桜さんによる影ナレーションが。そして「司会の春海さんは新人なので、温かな目で見てくれると嬉しいムー!」とフォローを入れると、会場はなごやかな雰囲気に。その後、オープニング主題歌を出囃子にキャスト陣が登場し、観客の温かい拍手で迎えられました。
梅屋敷桜子を演じる春海さんは、本作がデビュー作となるフレッシュな新人声優で、なんとまだ10代。初々しさを感じさせつつも、物怖じせずに堂々と進行を務めていました。初公開となった第2弾PV上映後はキャラクターを紹介のコーナーへ。
突然ムームーと同居することになった、引っ込み思案の大学生・桜子について、「北陸出身の大学生です。ムームーと一緒に住んで、家電の勉強を頑張っています」と春海さん。
『妖怪ウォッチ』のジバニャン役などでも知られる小桜さんは「またしても猫を演じることができて嬉しいです」と笑顔を見せつつ、演じるムームーについて語ります。「ムームーは猫型異星人。ただ、母星が戦争によって滅び、頭のいい人たちがいなくなってしまったため、自分がなんとかしなきゃという思いで、文明が少し遅れている地球にやってきました。家電でテクノロジーを学びながら、なんとか文明を復活させようと、春海さん演じる桜子ちゃんに頼りながら、試行錯誤しつつ頑張っています」。
梶原さんは、自身が演じる鶴見アキヒロについて「機械音痴なんですけど、見た目通りかっこいいキャラクターです。そして、桜子ちゃんが密かに思いを寄せている存在でもあります。そんな彼ですが、猫がとにかく大好きで、それ以外のことにはほとんど興味を示さないんです。喋る場面があまりなかったり、リアクションが薄かったり……実はわりと素の自分に近いキャラクターなんじゃないかなと思っています」と明かしました。それを裏付けるかのように、キャスト陣から「梶原さんがあまり喋らない」エピソードが暴露され「本当にそんな感じなんです」と苦笑いする場面も。
その一方“年齢不詳”の人類再生研究会(旧家電研) 部長、天空橋わたるを演じる木内さんは「天空橋は非常に口の悪いおじさんというか、大学生というか……一体いくつなんだろう? 家電を壊したり、組み立てたり。みんなを引っ掻き回すような役なので、楽しんで演じています」と、その独特なキャラクター性を語り、会場の笑いを誘います。梶原さんの自己紹介の最中、木内さんは終始オフマイクでツッコミを入れていたようで、それを耳にしていた藤井さんから「さっきからずっと何か言ってますよね?」と指摘される一幕もありました。「文明の利器であるマイクを使ってください!」と小桜さん(笑)。
藤井さんが演じるのは、男子学生たちの高嶺の花的存在・花月園子。「とても美人さんで、みんなが通う大学のミスコンでの優勝の経験もあり、男子人気の高く騒がれる存在ですが、本人は微笑んで交わしています。ついたあだ名は“ほほえみ小町”。そんな園子ちゃんですが、もしかしたら恋愛模様なんかが、もしかしたらあるかもしれない……?」とラブコメ要素があることを匂わせつつ、「注目していただけたら嬉しいです」とコメントしました。
ちなみに、物語の舞台となる桜子たちの大学は「京急大学」。さらに、登場キャラクターの名前も京急線の駅名にちなんでいるという、作中の細かい遊び心についても木内さんから明かされました。
春海さんがリコーダーの生演奏に挑戦「この曲で紅白を目指す!」
イベント中盤は新情報が続々解禁。春海さんが「先ほどのPVでキャスト解禁となったキャラクターがいたことにお気づきでしょうか?」と問いかけ、シベリア役を高橋花林さんが、穴守順一郎を小西克幸さんが演じることを発表。シベリアはムームーの同胞である猫型異星人。そして、そのシベリアとともに行動する穴守は、警視庁警備部公安特務課のエージェントで、「ここだけの話」陰ながら桜子とムームーのこともサポートしてくれるとか……?「2人の登場はもうちょっと先になりますが、お楽しみにしてください」とのことです。
続けて、オープニング主題歌が大注目のガールズバンド、サバシスターによる「ふしぎなきみ」であることを発表。「すっごくかわいい曲調」「ポップで素敵!」とキャストが絶賛し、楽曲の魅力を伝えました。さらに、サバシスターのなちさん(ボーカル・ギター)、ごうけさん(ドラム・コーラス)、るみなすさん(ギター・コーラス)によるビデオメッセージを上映。「サビ部分が特に気に入っていて、ムームーの可愛さと、ちょっぴり不思議なところを歌詞に落とし込んだ楽しくワクワクする曲になっています」などと語りました。
トークの話題はエンディング主題歌へ移ります。作品のエンディングを彩るのは、たまの「さよなら人類」のカバーです。90年代に大ヒットした今なお色褪せない名曲を、本作の音楽を担当するインストゥルメンタルバンド・栗コーダーカルテットが編曲し、春海さんと小桜さんが歌唱しました。「この曲、すごく耳に残りますよね」という梶原さんの意見に、頷くキャスト陣。
さらに〈二酸化炭素をはきだして あの子が呼吸をしているよ〉からはじまる歌詞について、藤井さんが言及。「楽曲自体はなんとなく知っていましたが、改めて聴いたらものすごく歌詞が深くて、感性豊かでびっくりしました」と、楽曲の持つ世界観に驚いたことを明かしました。これを受け、キャスト陣の間で『イカ天』(イカすバンド天国)の話題に。小桜さんが「きーちゃん(木内さん)はド世代だから、イカ天とかも見てたんじゃない?」と振ると、木内さんは「もちろん見てましたよ」と懐かしそうに語ります。『イカ天』はバンドブームを巻き起こした『平成名物TV・三宅裕司のいかすバンド天国』の略称。「かつて放送されていたバンドコンテスト番組で、たまはそこで優勝して一躍有名になったんです」と小桜さんがバンドの歴史にも触れました。ここで、司会者としてのマイクを小桜さんへバトンタッチ。
「『宇宙人ムームー』のSNSや動画を見てくださっている方はご存知かもしれませんが……」と前置きして、春海さんが今日、ステージで「さよなら人類」をリコーダーで演奏することを予告。実はYouTubeには、春海さんが栗コーダーカルテットの指導を受けながらリコーダー演奏を猛特訓する動画が公開されており、ファンの間でも話題になっていました。
春海さんが持参したリコーダーを構えると、会場は静まり返り、固唾をのんで見守る空気に。ちなみにリコーダーは「小学校の時に使っていた、マジでガチで晴海家秘伝のリコーダー」なんだそう(笑)。キャスト陣が全員でマイクを向ける中、牧歌的でノスタルジックな音色が響き渡り、キャスト陣も感慨深げな表情を浮かべました。演奏を終えると、「すごいよ!」「すばらしい〜!」と一斉に拍手が。特に小桜さんは温かい眼差しを向け、「私、子どもはいないんですけど、もし娘を産んでいたら、こんな気持ちになるのかなって思いました」としみじみ。藤井さんが「タンギングもバッチリでしたね!」と称えると、「そういえばそんな技術あったな!」と思い出したように梶原さん。春海さんは「ちょっと息がちゃんと続くか不安だったんですけど、最後まで吹けてよかったです」と安堵の表情を浮かべました。
そして、小桜さんと春海さんが「(この曲で)紅白を目指すぞ!」と宣言! 実際、『紅白歌合戦』でも歌われている、たまの「さよなら人類」。「たまの皆さまと、私たちと、栗コーダーカルテットの皆様の人たちで紅白に出ることを今年の公約にしたいです。というわけで、エンディング主題歌、さくらこ&ムームー『さよなら人類』。どうぞ皆様、よろしくお願いします!」と語気を強めると、観客からエールを込めた拍手が送られました。
想像の100万倍は思い入れがあります
イベントの最後に、キャスト陣が来場者へ向けてメッセージを。
藤井さん「皆さん第1話、第2話いかがでしたか? さきほどPVにも出てきた通り、豪華なキャストが登場します。個人的な感想ではありますが、1話、2話は特にファミリー向けの話になっている印象です。第3話以降は天空橋さんの登場で、少し空気が変わっていくので、そこも楽しみにしていただけたらと思います。今日はアニメの聖地である町田で、皆さんと楽しい時間を過ごすことができて幸せでした。放送を楽しみにしていてください!」
木内さん「天空橋わたるという役は、セリフ量がとても多いんです。あまりにも口が悪すぎてドキドキするところもありますが(笑)、それでも楽しく演じています。ぜひ応援してください」
梶原さん「ムームーの聖地である町田。実は今日の会場である南町田グランベリーパークにはよく来ているんですが、本当にいい場所です。また、『宇宙人ムームー』のアフレコはすごく和やかで、ムームーも、僕が演じるアキヒロのデシマルもとても可愛いです。本当に楽しく収録しているので、その雰囲気もアニメーションから伝わると思います。1話、2話にとどまらず、最後までたくさん見ていただけたら嬉しいです」
春海さん「こんなにたくさんの人に来ていただけるとは思っていなくて、ステージに入った瞬間、たくさんの方が楽しみにしてくださっているのを感じて、とても嬉しかったです。『宇宙人ムームー』はさまざまな要素が詰まっていますが、しっかりとまとまっていて、私自身も放送を楽しみにしています。皆さんもぜひ楽しみにしていて欲しいです」
最後に小桜さん。「完成した映像を見て、とても面白く仕上がっているなと感じました。これからも物語が続いていくので、ぜひ楽しみにご覧いただけたらと思います。最後にもう一度、リコーダーチャレンジに、司会にと、大活躍してくれた春海さんに大きな拍手を!」と呼びかけると、観客から大きな拍手が送られました。
その拍手を受けて春海さんは「初めてアニメに出させてもらったのがこの作品です。(皆さんの)想像の100万倍は思い入れがあります。本当に放送が楽しみです」と、クールな語り口ながらも、その言葉の端々には内に秘めた情熱が感じられ、作品に対する強い思いが伝わってきました。そして「町田の皆さんは、ぜひご近所の方にも『町田が舞台の面白いアニメがあるよ!』と布教してくださいね。それでは、アニメでお会いしましょう!」と手を振り、ほのぼのとした雰囲気の中でイベントの幕が閉じました。
放送開始まであとわずか。ここ、町田を舞台にムームーたちが織りなす“にゃんコメディ”に、ご期待あれ!
[原稿:逆井マリ 撮影:胃の上心臓]