【ボーナスいくら?】販売業の男性。次はもらえるかどうか……。たまには贅沢したいです【FPが解説】
読者から寄せられた「ボーナス(賞与)の額」を大公開。はたしてこの年代・業種でボーナスが多いのか少ないのか、相談内容について改善できるポイントがあるのか、ファイナンシャルプランナーが解説します。【29歳 アルバイト】
【ボーナスいくら?】29歳、アルバイトの場合
プロフィール
29歳、男性
販売(アルバイト)、年収250万円
ひとり暮らし
今年度の夏季ボーナス:もらえるかわからない
【相談内容】ボーナスが年6万円しかありません……
「アルバイトなのでボーナスがもらえるだけでもありがたいとは思いますが、やはり少ないです。将来が不安なのでボーナスは全額貯金していますが、たまには豪遊してみたいです」
現在のボーナスは平均と比べると高い?低い?
同じ年代の平均と比べてみて
質問者さんと同年代である25〜29歳の1年間のボーナス平均支給額は、約69万円*です。
*……参考:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」
同じ業種の平均と比べてみて
卸売業・小売業のボーナス平均支給額は、夏季が約38万円*、冬季が約37万円*となっています。
*……参考:厚生労働省「毎月勤労統計調査(令和6年9月分結果速報等)」
*……参考:厚生労働省「毎月勤労統計調査(令和7年2月分結果速報等)」
質問者さんのボーナス額は夏季・冬季合わせて6万円なので平均よりも低めの額です。
ご自身もおっしゃっているように、アルバイトは基本的にボーナスが支給されないのが一般的。
少額でも支給があったということは、質問者さんの頑張りが評価されている証でしょう。
予算内ご褒美で心を満たす方法とは?
質問者さんは「たまには豪遊してみたい」と思いつつも、将来への不安から全額を貯金しているとのこと。
貯金するのは良いことですが、ずっと節約ばかりでは心が疲れてしまうこともあります。
たまには自分をねぎらう意味でも、少しだけ「ご褒美」を取り入れるのがおすすめです。
無理のない範囲で「楽しみにお金を使う」
使いすぎてしまわないようにするには、あらかじめ予算を決めたうえで「楽しみのため」に使うのがおすすめです。
楽しみのためにある程度お金を使うことは、気持ちを前向きにしてくれます。
満足感のある使い方を意識して
大切なのは、1点集中で、自分の大好きなものにお金を使うことです。
たとえば、外食が好きであれば1回だけ贅沢なランチを楽しんだり、映画がお好きなら1日に2本観たりなど、内容を絞って使うと満足感が得られやすくなります。
ご褒美は次の頑張りのための「充電」に
「満足できた」と実感できれば、これからの日々を前向きに取り組めるようになります。
ご自身のペースで、貯金と心のゆとりをバランスよく保ちながら、質問者さんらしい暮らしを築けると良いですね。
まとめ
・質問者さんのボーナスは平均よりも低めの額です。
・予算を決めたうえで「楽しみのため」にお金を使うことがおすすめ。大好きなものに1点集中してお金を使うと、満足感が得られやすくなります。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。