「働きがい」北署で力説 永田屋・田中社長が講演
相模原北警察署で1月29日に署員の教養を広めるための研修会が行われ、橋本に本社を構える葬祭業の株式会社永田屋の田中大輔代表取締役が働きがいについて講演した。
昨年末に、金成保廣署長が永田屋で実践する働きがいへの考え方に共感し、今回の研修が実現。「働きがい〜組織を一枚岩にする理念目的の力」と題して行われた。
田中社長は約70人の署員を前に40分ほど力説。葬儀会社と警察の共通点として、「24時間365日、緊急性が高く、働きやすさの視点では難しさがある」としたものの、「働きがいを高めるために、一緒に働く人との人間関係や職場環境は自分たちでより良くしなくてはならない。自分の働く目的を警察の存在意義とつなぎ合わせることで、間違いなく働きがいは高まる」と説いた。研修を受けた署員は「初心に戻って自分の目的を見つめ直す良い機会になった」などと話した。
田中社長は「自分の人生観や価値観が警察の仕事に結びつき組織の自信を高めて、市民生活や命を守るため、さらなる社会秩序の維持、業務を全うすることの一助になってもらえればうれしい」と話した。