先輩語る仕事の魅力 湘南台中で講話
湘南台中学校で4日、さまざまな分野で活躍する卒業生などを講師に招く講演会「ようこそ先輩in湘南台」が開かれた。中学1・2年生を対象に、将来の仕事や生き方について考えるきっかけにしてもらおうと、湘南台地区郷土づくり推進会議と同地域協力者会議でつくる実行委員会が主催した。
この日は、植木生産者や自動車製造業、客室乗務員が講師として来校。約380人の生徒に、仕事を選んだきっかけや、将来に向けたアドバイスを送った。
同校の卒業生で植木生産者の栗山凌太さんは、野球少年だったが、高校3年間でレギュラーになれず挫折を感じた過去や、体を動かす仕事の達成感から今の仕事を選んだ経緯を話し、「仕事を続けることで自分に自信が持てるようになった」と経験を伝えた。さらに、「いろいろな事にチャレンジして、友達や先生など出会いを大切にしてほしい」とエールを送った。同校の松原保校長は「講師の話を聞くことで、生徒たちが自分の将来を考える刺激にしてもらえたら」と話した。