超音速無人機には、Starlinkが必須?BoomやHermeusがテスト機体に実装
超音速無人機航空機を開発しているBoomやHermeusは、自社のテスト機体にStarlinkを実装したとXで公表した
Hermeusは、極超音速無人航空機の初号機「Quarterhorse Mk 1」を今年の3月に発表したが、今回のその機体にStarlinkを統合したとXで発表した。
コンセプト、統合、検証、そしてStarlinkを載せた極超音速無人航空機がタキシングするまで、わずか17日間で完了したという。これによって目視外の指揮と制御するとしている。
超音速実証機「XB-1」の開発を進めているBoomは、Starlink Miniを入手して、15日間で、Miataで動作テストを行い、カスタムマウントを3Dプリントし、T-38に統合してマッハ0.95で速度テストを実施した。
来月には超音速の空中ライブストリームを予定しているという。
Starlinkは日本国内で移動体での利用は認められていないものの、長距離ドローンの通信手段として衛星ブロードキャストが最適解とされている。一方、ソフトバンクが今年末から提供予定のEutelsat OneWebは移動体での利用が可能だが、現時点では端末のサイズが依然として大きいという課題がある。この状況に対し、早急な打開策が必要だろう。
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