「きのうもベッドから落ちた」嵐山光三郎83歳が習得“豆腐忍術”とは?「崩れるように…」
お笑い芸人の大竹まことが同世代や全世代の男女に向けてお送りしているラジオ番組『大竹まことゴールデンラジオ』(文化放送・毎週月〜金曜13:00~15:30) 3月24日の放送は、ワニブックスPLUS新書から発売中の『爺の流儀』の著者である嵐山光三郎氏を招き、月曜パートナーの阿佐ヶ谷姉妹とともに本の内容について伺った。
大竹「ようこそいらっしゃいました」
嵐山「ジジイです」
阿佐ヶ谷姉妹(笑)
嵐山「おれはジジイだぞ」
阿佐ヶ谷姉妹・江里子「(笑)変わらぬ笑顔でいらして、まあ嬉しい」
大竹「今回は『爺の流儀』という御本をお出しになりました。ご本の帯には「落ちめの快感は、成り上がりの快感に勝る」と書かれています。「そうか」とも思うんですが、「本当にそうか」とも思うんですが勝りますか?」
嵐山「いや、勝りますね」
阿佐ヶ谷姉妹「おぉ~」
大竹「ホントですか!?」
嵐山「やっぱりね、自分にできたことができなくなっちゃうとね。例えば知らない小学校があって行って逆上がりが」
大竹「はい、できなくなります」
嵐山「出来ないでしょう。すると悔しいですよね」
大竹「悔しいです」
嵐山「だけどなんか達成感があるんですよね(笑)」
大竹「達成感が、その逆上がりが出来ないことで」
嵐山「出来ないことにね。じゃあ何が出来るかってことで、仕事をやっていくっていう。仕事やめちゃえばいいんですけどね。だからできることができなくなった」
大竹「それが」
嵐山「喧嘩だね」
江里子「喧嘩ができなくなった?」
嵐山「喧嘩ができなくなる。もう、かみさんには叱られるしね。子供には言われるしね」
大竹「もしやっても負けちゃいますからね」
嵐山「負けちゃうんですよ。あのね、弱いからね。こっちは若いときはテレビ局もどこも下駄はいて歩いてたんですけど。いざってときは下駄脱いでね、バカーンって」
江里子「バンカラですね」
嵐山「実際にはね、叩くことはなかったけどね。想定でね、そういう気持ちでいると負けない」
大竹「おいくつになられたんですか?」
嵐山「83歳ですよ」
大竹「ご本の中では、80を過ぎてから転ぶようになった。転び慣れてきたので、受け身が上手くなったって」
嵐山「受け身がうまいからね、きのうもベッドから落ちたんです」
大竹「きのう!」
嵐山「落ちました。その時はね、やっぱり、体が覚えてね。崩れるようにワーッていくんですよ。豆腐が崩れるように。豆腐忍術」
大竹「どうしてそんな勝手な言葉が出てくるんです?豆腐忍術?」
嵐山「あとね、電車で転ぶんですよ。だからステッキを持ってるんですけど、歩きながら「あ、転ぶな」と思う時は、ゆっくりコローンと…」
大竹「身を任せる」
嵐山「そう、うまいことおっしゃいます」
大竹「うまいことは言ってませんけど(笑)」