意外にさっぱり系?吉野家初の麺メニュー「牛玉スタミナまぜそば」に大満足!
吉野家で麺が食べられる……だと!?
7月4日11時から吉野家に、新商品「牛玉スタミナまぜそば」(税込み767円)が登場しました。
史上初の麺メニューとのことで、発表当初から話題になっていた本商品。期待と興味で胸をいっぱいに、早速食べに行ってきました。
■ にんにくの香りがガツンとくる吉野家初の麺メニュー「牛玉スタミナまぜそば」
店舗に足を運ぶと、軒先には大きなタペストリーが掲げられていました。
名前からも分かる通り、この商品はスタミナメニュー。一目でそれとわかる、盛り付けが食欲をそそります。
到着した商品は、卵と「にんにくマシマシだれ」が別添えとなっていました。
店頭で見たイメージ写真通りに、それぞれを具材の隙間にオン!
「まぜそば」のメニュー名通りに、丼の底からしっかりかき混ぜ、完成です。
口に入れた瞬間にやってきたのは、これでもかというほどのにんにくのパンチと、ピリッとした辛さ。「にんにくマシマシだれ」の旨みが口いっぱいに広がります。
筆者は辛いものもにんにくも好物なので、今回は躊躇なく「にんにくマシマシだれ」を全量投入。頭の奥ににんにくの香りがガツンと響き、大満足です。
ただその名の通りニンニクの風味が「マシマシ」ではあるので、「あまり得意ではない」という方は少量から始めた方が吉です。
麺の方はしっかりとしたコシがあり、タレにもよく絡みます。啜り心地も最高で、食べながら一瞬「あれ?これ牛丼屋だよな?」と心の中で問いかけてしまうほどでした。
■ 青ネギの食感は美味しいを通り越して、気持ちがいい
また個人的に最も感動したポイントが、青ネギの存在感。
同じ器の中に「にんにくマシマシだれ」という強キャラがいるせいか、青臭さや絡みは一切なし。純粋な青ネギの食感と爽やかさだけが残っています。
そしてこの食感がまぜそばに合う!咀嚼中、麺のしっかりしたコシの間に現れる青ネギのシャキシャキ食感は、クセになること間違いなし。美味しいを通り越してもう気持ちいいの域です。
どれだけタレに絡めても青ネギの食感は失われないので、最初から最後まで通して食べられるのも嬉しい。
「まぜそば」など、中華麺ジャンルに添えられる肉といえばやはり鉄板なのがチャーシュー。
しかし吉野家の場合は違います。秘伝のたれで煮込んでいるという「牛煮肉」です。
薄切り肉のため、1つあたりのボリューム感という点ではチャーシューに劣るかもしれません。しかし相性の良さでは負けていません。
むしろ塊ではないため、1枚1枚が麺の中にばらけて、チャーシューには生み出せない麺との一体感を演出してくれます。もちろん各種タレとの調和も取れていて、肉の旨みを存分に感じることができます。
■ こってりめの味を想像してしまうが……意外にも全体としてはさっぱり系
コシのある麺、シャキシャキの青ネギ、歯ごたえのある牛煮肉、パンチのきいたタレ。これらを一気に頬張ったときに生まれる、三位一体ならぬ四位一体の味わいには「うまいっ!」以外の感想が出てきません。
「スタミナまぜそば」という商品名や、「牛煮肉」「にんにくマシマシだれ」といった具材からこってりめの味を想像される方も多いと思います。
確かに香りはパンチ強めではありますが、全体的な味は意外にもさっぱり系。
吉野家が公式HP上に載せている「暑い時期にもさっぱりとお召しあがりいただける」の文言通り、暑さにダウンしそうなときでも、サラッとすすれるメニューです。
史上初となる麺メニューを提供し始めた吉野家。このクオリティの高さなら、ぜひともほかの麺にも挑んで欲しいと思いました。冷やし中華とか、食べてみたいです。
吉野家、そして暑い夏の新たな一品として、ぜひ「牛玉スタミナまぜそば」を味わってみては。
(ヨシクラミク)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By YoshikuraMiku | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025070503.html