【湯河原 体験スポットレポ】駅前の居場所 - 気軽に立ち寄れる湯河原の穴場スポット
湯河原町の中心にある、町の人々の居場所となっている穴場スポットを紹介します。
2023年にリニューアルオープン、コワーキングスペースがある交流拠点
JR湯河原駅から徒歩6分。県道75号線沿いに「駅前の居場所」はあります。
ここでは地域に住む方々が気軽に訪問して過ごせるようになっており、学校終わりにゲームや卓球をして遊んだり、宿題に取り組んだりする子どもたちのセーフティーネットになっているんだそう。
入り口近くに「駅前の居場所」と書かれてあります
また、子供が来るまでの間は大人や高齢者などの居場所にもなっており、2階では無料のコワーキングスペースを15時まで開放しています。移住促進も行っており、湯河原町に移住することを検討している方が相談できるようにもなっています。
移住の相談をしたい方もぜひ
中はまるで秘密基地!木の温もりを感じられる居場所
入場料などは特になく、入口にあるIPADに自分の名前を入力したらチェックインが完了します。
子どもも大人もまずはIPADでチェックインします
チェックインを済ませると温かな木で囲まれた空間がお出迎えをしてくれます。1階は基本はフリースペースのような感じでくつろげる場所になっています。
お昼過ぎに行ったら、のんびりとした時間が流れていました。
靴を脱ぎ、畳のスペースに登ると右に2階を通じるドアが見えたので開けてみると「THE 秘密基地」という感じの階段がありました。高さもこじんまりしてて居心地の良さを感じるには丁度良かったです。
2階に向かうにつれ、明るくなってきました
階段からは1階の様子も見えます
2階はコワーキングスペース用に机と椅子が用意されていました。そしてクッションも用意されていたので少し疲れてのんびりしたい、という方にもおすすめのスペースかもしれません。
湯河原町で頑張る25歳、石川アリサさんにインタビューしてみました
「今の時期は暑いので、気軽に涼みに来てください。」
そう呼びかけるのは同施設の拠点マネージャーと、移住促進担当を兼任されている25歳の石川アリサさん。今年の4月に着任したばかりです。
拠点マネージャーの石川アリサさん
高齢者が多い湯河原町で地域のために頑張る石川さんはどんな人なのか、筆者は少しに気になったので色々お聞きしてみました。
「私は元々行事ごとに力を入れていた小学校時代を送り、そこで人間力を鍛えられたので、学校の先生に憧れを持ちました。しかし中学、高校などに進学して、環境の変化で気持ちが落ち込んだ時に、大学生が運営するサークルやNPO法人が主催するキャンプなど、学校でも家庭でもない第3の居場所にお世話になっていた経験もあることから、『気持ちの面で人を支援できる仕事がしたい』と思いました」と話してくださいました。
大学卒業後は東京で学童の正社員として働いていましたが、彼女自身のキャリアアップの意味も込めて「拠点マネージャー」の道に進むことを決め、今に至ると言います。
石川さんは「ここ自体は特にコンセプトはなく、誰でも入れる居場所です。湯河原は高齢者が多い町なのでゆっくりする場所として使うのもよし、建物自体もすごく面白い仕組みになっているので子育てをしている方々にも利用していただければと思います」と大人の利用も呼びかけました。
湯河原の人々が、気軽に交流できるという選択肢を
人付き合いが希薄になる昨今において町に住んでいる誰かと出会い、話したり遊んだりできる場所があるというだけでも、地域住民の憩いや心の安らぎになります。
「誰かと話したい。でも突然行って大丈夫かな。」
そう思う方にこそハードル低く、気軽に立ち寄って欲しい場所です。分からないことがあれば石川さんやスタッフの方々に話しかけてみてください。とても気さくに接してくれるでしょう。
駅前の居場所
営業時間
月曜日、金曜日、土曜日 10:00-17:30
火曜日、木曜日 10:00-15:00
休館日
休館日:水曜日、日曜日、祝日
アクセス
JR湯河原駅より徒歩6分
住所:神奈川県足柄下郡湯河原町土肥5丁目1−13
駐車場:あり(2台)