「2.3kg級大ダコ浮上!」東京湾のエギタコ釣りで1kg超えを続々キャッチ【千葉】
大人気の東京湾・マダコ。今年は湧きがよく絶好調だ。6月11日(水)、千葉・原木中山の林遊船から楽しんできた。
林遊船でエギタコ釣り
定刻の7時に中島忍船長の舵取りで河岸払い。
千葉側の水深10m前後のポイントを転戦。前半は船中ポツポツといった感じだったが、後半はいいポイントと時合いに恵まれ、私は定点でのロングシェイクを試すと、グッという明確なアタリ。重厚な引き込みを楽しみながら、まず2.3kgの大型をキャッチ。
続いて、同じパターンで1.6kg。さらに、1.9kgに2.3kgと、短時間で大型を4連続ゲット。
この日は、大型を狙って、大きめのエギと広範囲を狙わない釣りを心がけたので、トータル11尾と数は規定数の20尾に届かなかったが、総重量は10kg超と、東京湾でのタコ釣りでは自身記録更新の記念すべき釣りとなった。
後日釣り仲間が集結
6月21日(土)は、同宿から仕立出船。幹事の上杉正人さんの声がけに集まった15人の釣り仲間が集結し船へ乗り込む。
右舷ミヨシから、上杉正人さん、田中秀和さん、中山英一さん、相原一浩さん、田村暁さん、山本哲也さん、野村清さん。左舷ミヨシから、私、永野洋祐さん、池一夫さん、柴山敏彦さん、今泉麻祐美さん、川上秀二さん、奥山幸宏さん、渡辺和光さんと並ぶ。
釣り方を伝授
曇天微風で絶好の釣り日和。まず、水深12mの浅場で様子をみる。エギタコ釣りは初心者や久しぶりの人がほとんどだったので、基本的な釣り方をレクチャー。
「中型スナップに3~4号のタコエギやイカ用エギと、15~20号のオモリを付けただけのシンプルな仕掛けを用意して、船下に落とすか軽くキャスト。
着底したら、とにかく根掛かりに注意しながら、オモリを底から離さず、エギが底でパタパタ躍るよう竿先で10~20秒ほど細かくシェイク。誘ったら秒数止めて触りを待つ。ここで触りがなかったら、竿先でズル引きしながら同じ動作の繰り返し。
違和感があったら、そのまましばらくエギを揺らし続けたあと、タコがしっかり乗ったところで、竿を上げてしっかりアワセを入れ、重みを感じたら一定のテンションを掛けながらリールを巻いてください」と伝える。
実績ポイントでマダコヒット
開始早々、初挑戦の奥山さんの竿が大きく曲がり、船中1尾目となる300gをゲット。しかし、アタリが続かず、船長は実績ポイントを次々とランガン。
そのたび、柴山さん、野村さん、山本さん、相原さん、田中さんとバタバタと小型ながらヒットが続き、中山さんは800gの良型を取り込む。上杉さんも1尾目を手にして笑顔。
私は大型を2回バラしてしまい波に乗れなかったが、中盤には300g、続いて900gを手中に。
マダコ続々ヒット
昼ごろ、いいポイントに入って、永野さんと柴山さんが4尾釣って大喜び。後半には今泉さんや田中さんも本命を上げ、ほぼ全員が数尾ずつキャッチしていたが、初挑戦の池さんは苦戦している様子。
見ると大型のエギを3本つけ、さらに、その上に大型のスナップと集寄などをたくさん付けている。「誘い方は間違っていないので、初心者はシンプルなほうがアタリがわかりやすいですよ」とアドバイス。
すると、ここで時合い到来。上杉さんは「これは楽しい」と続けて本命を抜き上げ、私も短時間に8連釣。楽しくて仕方ない。
1kg級マダコ登場に歓喜
終了間際、「根掛かりかも?」と言って、竿をあおっていた池さんの竿曲がりは間違いなくタコの乗りだったので、「それはタコですから、あおらずにゆっくり巻き上げてください」と伝え、私の差し出すネットに収まったのは、1kg級。「言われた通りにしたらやっと釣れた」と大喜び。
ドラマチックな価値ある1尾が釣れたところで沖上がりを迎えた。
前半苦戦したため、トップは上杉さんの11尾で、私は10尾と、数はそれほどでもなかったが、初挑戦の数人を含め、全員安打となって楽しい仕立便となった。
持ち帰ったマダコは、一度冷凍し、自然解凍してから塩もみすると、ヌメリがあっという間に取れて下処理が簡単。刺し身はもちろん、煮付けや酢の物、唐揚げ、タコ飯にしたら、家族にも大好評なことは間違いなし。
専門の乗合船では、エギの使用は各船宿に確認を。テンヤでもエギやルアーでも狙え、釣って楽しく、食べて美味しい東京湾のマダコ。狙いめだ。
<週刊つりニュース関東版APC・奥野忠弘/TSURINEWS編>