忠生小6年パンフレット作成 SDGsの学び、商業施設で発表 ルミネ町田で
忠生小学校の6年生が先ごろ、原町田の商業施設「ルミネ町田」でSDGsに関する発表を行った=写真=。昨年の夏から学んできたもので、児童らはSDGsの17の目標からそれぞれが興味をもった分野の内容を調べ、作成したパンフレットをもとに実施した。
貧困をテーマに取り組んだグループは「困っている人が世界中にいると知り、みんなにも知ってもらいたいと思った」、ジェンダーについて調べたグループは「中学生の制服で女子もズボンを履いてることから関心をもった。日本は男女の格差を示すランキングが118位と低いことに驚いた」と感想を述べた。
一方で、児童らは館内放送も実施。参加した児童の一人は「思ったよりも緊張した」と笑顔をみせていた。
「珍しいのでは」
児童たちを見守った同校の増田なつ美教諭は「SDGsを学ぶ学校は多いと思うが、外部で発表を行うのは珍しいのでは。子どもたちの発表は聞いてほしいという思いが前面に出ていてよかった」と感想を話した。
ルミネ町田では、昨年も忠生小学校と連携したイベントを実施。来店者の反響が大きかったといい、今回の開催につながったという。ルミネの担当者は「子どもたちからもらうエネルギーの大きさを感じている。これからも学習の成果を出せる場所として提供していければ」としている。