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京王電鉄、通勤車両「9000系」リニューアルへ 2025年春に第1編成を投入

鉄道チャンネル

京王電鉄の9000系車両、2025年春にリニューアル第1編成を投入する(写真:おおね / PIXTA)

京王電鉄が9000系10両編成のリニューアルを行います。第1編成は2025年春に営業運転を開始する予定です。

9000系は2001年に登場した通勤形電車。最初は8両編成のみでしたが、後に都営新宿線への乗り入れに対応した10両編成が登場しました。2009年までに264両が製造されており、内訳は10両編成が200両(20編成)、8両編成が64両(8編成)です。

井の頭線以外はどこにでも入線できるオールマイティな仕様であり、約20年間にわたり京王線や都営新宿線を始め多くの線区で活躍を続けてきました。

今回のリニューアルではVVVFインバータ制御装置やSIV装置(車両用補助電源装置)を更新し、カーボンニュートラルを推進。現行の9000系と比較して約20%の省エネ性能を発揮します。

また座席や床など客室内の様子も刷新し、全車両にフリースペースを設置。「都会的で飽きの来ないデザイン」を採用し、時代が変わっても長く愛されるデザインを目指すといいます。京王電鉄はYouTubeの同社公式アカウントでもリニューアルの様子を紹介しており、そちらでも詳細を確認できます。

9000系10両第1編成の営業運転開始にあわせ、外装ラッピングも新しくする予定。なお、9000系8両編成については現時点ではリニューアルは計画にないということです。

【画像】リニューアル詳細

リニューアル後の9000系車両内装イメージ(画像:京王電鉄)

りリニューアル車の内装を紹介します。上記イメージ画像の通り、内装デザインは天井から床までモノトーンに統一することで、スタイリッシュでモダンな空間を演出します。さらに床から天井に向かって段々と明るく配色することで、限られた空間を広く見えるようにするといった工夫も。

座面生地と背摺り(せずり)生地(画像:京王電鉄)

座面は八王子市の伝統工芸品である多摩織物をモチーフとし、繊細な手触りや感触をイメージしたデザインに。背摺り(せずり)は、商業施設や高層ビルが立ち並ぶ景観をイメージした幾何学模様を採用し、生地にグラデーションを使うことで、郊外から都心へと移り変わる街並みの明るさを表現しました。

このほか、一般座席の縦握り棒を増設したり(2026年初めに導入する2000系の設計を活かしたもの)、優先座席の縦握り棒にディンプル加工(滑り止め帽子)を施すなど、細かい変化もあるようです。

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