神戸元町のんびり散歩にぴったりな都会のオアシス『花隈公園』園内の桜も開花目前! 神戸市
阪急花隈駅から東に歩いてすぐの場所にある『花隈公園』(神戸市中央区)。元町駅やみなと元町からも徒歩圏内で、都会にありながら憩いの場所としてほっと一息できる、おすすめのスポットなんです。
城郭を思わせる石垣が目をひくこの場所は、かつてはこの付近一帯、東は生田中学校から西はモダン寺、北は県庁前から南はJR高架下まである巨大な花隅城が存在していたため。
1階は市立花隈駐車場で、公園はその上の高台にあり、ゆるやかな階段をのぼってみます。
実はこの公園には6か所も入口があり、北と東側の入り口からはスロープもあるのでベビーカーや車いすなど階段が使えない方も安心してあがれますよ。
のぼりきった先では、高い建物群が眼の前に広がり、高台からの光景に心はやります。遊具などは特になく、ひとやすみできるベンチが各所に置かれています。
海側を向くと、行きかうJR神戸線の列車と、その先にポートタワーが出現!嬉しくて写真を撮ります。もう少し東側に行くと、海洋博物館の端っこも発見できました。
奥に見える三角の白い部分がソレです!最初はわからなかったのですが、グーグルマップで位置を確認したので間違いなし。ビルの間にいろいろなものが見つけられるのが楽しい。
東を向くと、ちょうどカーブになっており、JR元町駅に奥にはミント神戸も。見晴らしの良さはこの場所ならではです。
中央には、昭和の政治家で実業家の池田宣政(のぶまさ)侯爵の書にならって「花隈城址」と刻まれた大きな石碑も見られます。
ここで少し歴史の勉強も。花隈城は永禄10年(1567年)、織田信長が荒木村重(むらしげ)に命じて築かせたそう。しかし、謀反を起こした村重が池田恒興(つねおき)に攻められ天正8年(1580年)に落城したのだとか。
詳しい説明のある碑を前に、この場所は戦国時代の動乱に巻き込まれていたのかと思いを馳せてみたり。その他、園内には「東郷(平八郎)井」の石碑や椙元紋太の句碑もありました。
ところで、この公園は知る人ぞ知る桜の名所でもあります。園内には10本以上の大きな桜の木が植えられており、訪ねたこの日(3月26日)には、西側の一部の枝でふくらんだ蕾からピンクの花びらが確認できました。
開花までもうあと少し!ちょうど満開を迎えそうな4月1日には、現在工事中の柵が新しく完成し、その「お披露目会」が行われるそう。朝10時45分からなので、お花見がてら訪れてみるのも良いかもしれません。公園の前には原付や自転車の無料駐車場もあり便利ですよ♪
場所
花隈公園
(神戸市中央区花隈町1‐1)
時間
24時間出入り可能