「びっくりドンキーのかき氷」の実力は?食べてみた→もはやかき氷を超えたクオリティ!【猛暑におすすめ】
暑い! 暑すぎる! 外を歩くだけでも身体の危機を感じる、そんな暑さ。きええええ。
【写真】「びくドンのかき氷」サイズ感&素材感をギャラリーにまとめました
早急な気候対策などが求められる状況だが、ひとまず、とりあえず、目の前の暑さをどうにかやりすごしたい。そんな時はトラディショナルな冷菓を味わおう。そう、「かき氷」です。
各チェーンでも豊富なラインナップが展開されているかき氷。今回私は「びっくりドンキー」のかき氷を試してみることにしました。
ハンバーグチェーンとして知られる同店をなぜ選んだのか? 実はびっくりドンキーって、スイーツ系メニューのクオリティもかなり高いからなんです。そのことはこれまでのパフェ実食取材でもたびたびご紹介してきました。
そんなびくドンのかき氷、きっと美味しいに違いない。期待は高まります。
というわけでとある猛暑日、都内のびっくりドンキーへ。キンッキンに冷えた店内。生き返る~!
びくドンでは現在、2種類のかき氷が提供されています。
メニューに書かれた「ドンキー流かき氷」という文言が気になります。一体どこがドンキー流なのか?
王道のいちご味も気になったが、今回は「ドンキートロピカル雪氷」をセレクト。東京都の店舗で注文した価格は690円(税込)でした。※一部店舗では商品・価格が異なる場合があり。
メニューには、
<ふわふわ食感と雪のような口どけを楽しめるマンゴー氷に果肉入りのドラゴンフルーツソースをかけて、北海道ソフトクリームをトッピングしたびっくりドンキー流かき氷です。 >
と紹介されている本品。しばらくして配膳ロボが運んできてくれました!
ん? サイズは意外に小さめ? おなかが冷えたらいかんと一緒に頼んだホットコーヒー、そしてお冷のコップと比べてみました。
いわゆるかき氷と聞いて思い浮かべる平べったく広がったあの器ではなく、形状はビールを飲むジョッキのような型。
高さはお冷のコップと同じくらいなので、ぱっと見はそこまで大きくは感じません。
ただびくドンのかき氷には、大きな特徴がありました。氷部分のうえに、ソフトクリームがたっぷりと乗っているのです。
びっくりドンキーのソフトクリームと言えば、びくドンのスイーツクオリティの高さを象徴する逸品。そのソフトが、氷部分と同じくらいのボリュームで鎮座しています。
ではさっそくいただきます。最初に口に入るのはもちろんソフトクリーム。うーん、この濃厚さとすっきりキレのあるミルク感、やはり唯一無二の美味しさ! これがチェーン店でリーズナブルに食べられるの、何度食べてもありがたい。
ソフトに合わせてあるドラゴンフルーツソースもいい感じ。果肉たっぷり、トロピカルなテイストも感じられて、甘さもしっかりあるのにしつこくないんです。
しかも食べてみると見た目通り、いや見た目以上にソフトクリームの量がたっぷり! これは嬉しい誤算! ソフト部分を食べているだけですでになかなかの満足感です。
見てください、ソフトクリームの層、めちゃ厚い。掘って掘って、やっと氷がでてくる。
そうして食べ進め、ついに出てきたマンゴー氷の部分。かき氷は軽い口当たりで、古き良きザクザク氷と今風のふわふわ氷の中間くらいというバランスの良さ。
そしてマンゴーソース部分にも、フローズンぽくなったマンゴーの果肉がけっこう入ってる! 口の中でつめたい果肉が溶けていくのが、なんとも美味しい。
おすすめの食べ方は、ソフトクリーム層を先に食べてしまわないで、半分ほど残しておくこと。
というのも、下の氷部分にソフトを絡めて食べるのが、めちゃくちゃ美味しいんです!
溶けだしたソフトクリームの濃厚さと氷のシャキシャキ感が合わさって、ちょっとパフェ感すらあるゼイタクな味わいに変化するのです。
このソフト・氷・ソースすべてが混ざってきたゾーン、むしろここが完成系なのでは?と言いたくなるほどの美味しさ!
さらにここにきて痛感するのが、びくドンってソースの作り方が上手いな!?という気づきです。
思い返せば以前のジョッキパフェもそうだったけれど、決して大味にはならず、果実の美味しさをしっかりと表現しながら、シロップ特有の外連味のある甘さもちゃんと感じる。
実はかなり絶妙なラインを狙ってると思うのです、びくドンのスイーツに使われているソースって。終盤の三位一体の美味しさには、このシロップの実力も寄与していたんだなあ…。
加えて最後にもうひとつ美点をあげます。このかき氷、ソフト層×氷層がそれぞれかなり厚みがあるせいか、食べ終わるまでずーっとキンキンに冷たさがキープされていました。
これ、この猛暑に涼むための冷菓という意味では、かなりよかったですね。おかげで最後までひんやり冷たいまま食べ進めることができました。
というわけで、想像以上の満足感で完食。
あっという間に、しかし、しっかりとした充実感もありながら完食。
総評としては、びっくりドンキーのかき氷は一見小ぶりだけど、実は「ソフトクリーム×かき氷」という趣の高クオリティなハイブリッドスイーツでした。
普通のかき氷以上の食べ応えで満足感高し! ぜひ今年の猛暑に試してみては?
(うまいめし/篠崎 聡)