My_Stage［歌舞伎町 UP GATE↑↑2025ライブレポート］デビュー間もない5人が魅せた、疾走と躍動のステージ「一緒に過ごしてくれてありがとう！」
@JAMと六本木アイドルフェスティバル、東急歌舞伎町タワーにおけるエンタテインメント施設の企画・運営を行なうTSTエンタテイメントの3者がタッグを組んでお届けする都市型サーキットフェス＜歌舞伎町UP GATE↑↑2025＞が、5月4日（日）、5日（月・祝）に開催された。
同イベントでは、200組のグループがZepp Shinjuku(TOKYO）、APEXIA、新宿LOFT、新宿MARZ、DHNoAなどの会場で多彩なパフォーマンスを披露し、大きな熱狂を生み出した。
本記事では、その中から4日のSHINJUKU WALLYに登場したMy_Stageのライブレポートをお届けする。
取材＆文：竹内伸一
3月にデビューしたばかりのMy_Stageは、橋本めいの“楽しんでいきしょう！”の声をきっかけにライブをスタート。まずは軽快なポップソング「今日好きになった人」を元気よく歌い踊る。楽しげではつらつしたパフォーマンスに、フロアも好リアクション。元気にジャンプをくり返し、会場には楽しい雰囲気が広がっていった。
アップテンポのダンスチューン「ステルス・ラブゲーム」につなぐと、5人は真剣な表情になり、パフォーマンスをギアアップ。動きにはスピード感が加わり、歌声には熱気が宿る。りりりが高らかに歌い上げれば、椎名みづきが、がなるような迫力の歌声を響かせた。
キャッチーな「Summer Wish」は、5人で動きをしっかりと揃え、真っ直ぐに歌い上げる。サビでは浜辺ゆりなが切なげな歌声を聴かせ、最後は椎名が伸びやかにフェイク。堂々と歌う姿は実に凛々しいものだった。
ユニゾンで熱く歌い出した「Dramatic stage」は、5人の動きに躍動感が増す。彼女たちが右手を掲げると、フロアも呼応し、色とりどりのサイリウムが揺れた。間奏では切れ味鋭くも流麗なダンスで魅了。最後はりりりがソロで踊って見せ場を作ると会場が大いに沸き、アウトロでは大きなジャンプをくり返して、その熱狂ぶりを5人に伝えていた。
浜辺が静かに「未来オーケストラ」を歌い出し、そのまま“一緒に過ごしてくれてありがとう！”と叫ぶとライブも大詰め。5人のパフォーマンスにはこれまで以上の躍動感が生まれ、歌声もこれまで以上の熱いものに。フロアからのコールが5人を盛り立てる中、椎名と小野みやびが高らかに歌い上げて、フロアをさらに沸かせ、最後は5人でポーズをキメる。その表情はとても充実感のあるものに思えた。
華やかで躍動感のあるダンスと伸びやかな歌声をともなったパフォーマンスは、アイドルのど真ん中を思わせる見事なものだった。ユニゾンパートをしっかりと揃えるなど完成度も高く、デビュー間もないとは思えないほど。今後、アイドルシーンの中心に躍り出ていくのではと期待を抱かせる充実のライブだった。
My_Stage＜歌舞伎町UP GATE↑↑2025＞
2025年5月4日（日）
SHINJUKU WALLY
SE
今日好きになった人
ステルス・ラブゲーム
Summer Wish
Dramatic Stage
未来オーケストラ