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吉田康雄のザ・チャレンジへらぶな【超浅場で晩春ベラを狙う:第1回】

TSURINEWS

湖面を見つめる(提供:週刊へらニュース編集部・関口)

テーマは「超浅場で晩春ベラを狙う」。千葉県柏市と我孫子市の境にある北部手賀沼南岸の超浅場で過ぎ去る春を惜しむ釣りを楽しんだ。取材日は4月22日(火)。

手賀沼南岸へ

今回ほど釣り場選定に悩んだのも珍しかった。いや正確に言えば何カ所かあるにはあった。しかしどこもタイミングが悪く、積極的に足が向くほどではなかった。いつでも釣りに行ける環境ならまだしも取材日ありきの釣りだとそれは難しい。

吉田康雄

「であれば乗っ込みとかハタキとか、環境に影響を受けないポイントでやりましょうか」

そんな都合のいい釣り場があるかい?

吉田康雄

「ありますよー。ただし超浅場なのに中長竿が必要なのと、足元がぬかるんでいるのでウェーダーとかが必携になるんですけどね」

浅いってどのくらい?

吉田康雄

「水位にもよりますが40~50cmってところでしょうか」

そこを何尺で狙うの?

吉田康雄

「最低でも18尺くらいは必要です」

おいおい、マジかよ。

吉田康雄

「ハタいていれば短い竿でも釣れますが、おそらくハタキは終わっているでしょう」

確かにそうだね。手賀水系の乗っ込みは3月20日前後の通水(増水)がスタートの目安で、すでに1カ月ほど経過していてはハタキもおそらく終息しているよね。

でもハタいてなくても釣れるんだ?

吉田康雄

「それが釣れるんですよ。乗っ込み期ほどコンディションのいい魚は出ないと思いますが」

おそるおそる水際へ

5時、手賀大橋近くのローソンで待ち合わせ、吉田の先導でポイントへと向かう。天候は晴れ。風は午後から南7~8mの強風予報。

ローソンを左折で出て、約400m先のペット霊園と書かれた看板手前を左折。湖南聖地公苑(分譲墓地)手前のあぜ道を湖側に左折した突き当たりに4~6台ほど置ける野地の駐車場があり車はそこに停めた。

吉田康雄

「ここからは歩きですが、久しぶりなので足場やら何やらがどうなっているのやら」

ここって、もしかして昔はハス畑だった所じゃない?

吉田康雄

「よくご存じで。以前はここら一帯がすべてハスで覆い尽くされていたのですが、ある時を境にまったく生えなくなってしまったんです。だから釣りもできるようになったんですけどね」

駐車場から土手に上がり東側に見える展望台の方へと歩くと、細い水路が手賀沼へと注ぎ込んでいた。

足元を確認しながら慎重に(提供:週刊へらニュース編集部 関口)

吉田康雄

「ポイントはこの水路の先端です。ぬかるんでいるかもしれないので注意してくださいね」

恐る恐る土手を下り水際まで近づくも踏み固められているのか、さほどではなかった。ただし水際に近づくほどぬかるみ度合いは増し、何度も同じ所を踏み抜くと水が地中から染みだしてきた。

吉田康雄

「獣道みたいになっているので、どうやら誰か釣りをしてますね。現に水際には釣り台の足を置く板が置いてあります」

ポイントは浅場のワンド

あれ?ここってもしかして以前、吉田出演の動画でやった所?

吉田康雄

「はい。シマノさん提供のおとな釣り倶楽部と言う番組で一度紹介してます。現在はユーチューブ版ですけどね」

だよね。オレも動画で見たよ。何だここか!

台を安定させるのにひと苦労(提供:週刊へらニュース編集部 関口)

吉田康雄

「土手上から見てもらうとわかるとおり、ここはちょっとえぐれたワンドみたいな浅場で、いつ来ても魚がいる所なんですよ。だから今回みたいにタイミングを外している時でも狙いやすいかなと思って」

なるほどね。ただし足場が悪いと?

吉田康雄

「そうなんです。それだけがネックなんです」

次回も「超浅場で晩春ベラを狙う」です。

<週刊へらニュース編集部 関口/TSURINEWS編>

この記事は『週刊へらニュース』2025年4月25日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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