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鎌ケ谷ご当地ソング♪歴史、名所、名産物など歌詞に乗せて「鎌ヶ谷相撲甚句」【鎌ケ谷市】

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鎌ケ谷ご当地ソング♪歴史、名所、名産物など歌詞に乗せて「鎌ヶ谷相撲甚句」【鎌ケ谷市】

「鎌ヶ谷相撲甚句」(一戸一由=いちのへかずよし作)は、鎌ケ谷の歴史、名所、名産物などを紹介する歌詞と、哀愁と温かみがある相撲甚句のメロディーが魅力の、鎌ケ谷ご当地ソングです。

鎌ケ谷の魅力を歌に乗せて

一戸一由さんの相撲甚句のレパートリーは約30曲あります

江戸時代に誕生したといわれる相撲甚句は、相撲の巡業などで披露される七五調のはやし歌です。

曲は全て同じ節回し。

楽器の伴奏はなく「ドスコイ」などの合いの手に合わせて歌います。

歌詞は、力士を応援する甚句や名所甚句、祝い甚句などジャンルもさまざま。

鎌ケ谷市在住の一戸一由(いちのへかずよし)さんは、出身地の北海道宗谷地方や千葉県の名所甚句など、計7曲を自作しました。

8年前にはインターネットや資料で鎌ケ谷の歴史や文化を調べ、「鎌ヶ谷相撲甚句」を制作。

歌詞には、縄文時代から続く鎌ケ谷の歴史や、名産の果物、豊かな自然など郷土愛がたっぷりと詰まっています。

一戸さんの伸びやかな歌声で鎌ヶ谷相撲甚句を聞いていると、鎌ケ谷の名所の情景が頭に思い浮かび、鎌ケ谷の魅力に改めて気づかせてくれました。

鎌ヶ谷相撲甚句(一戸一由作)

(前唄)
四季のや彩り 日本の宝  アードスコイ ドスコイ
人のや営み なおよく映える  アードスコイ ドスコイ

(本唄)
アーェ アードスコイ ドスコイ
北総鎌ヶ谷甚句に説けばヨ  アードスコイ ドスコイ
アー むかしむかしの縄文の  暮らし伝える遺跡あり ホイ
時はながれて江戸時代    家康公の命を受け ホイ
軍馬育てし中野牧     今に残れる野馬土手に
捕込跡は国史跡 ホイ
木下街道の宿場町     道行く人を見守るは ホイ
鎌ケ谷大仏釈迦如来    貝柄山公園を訪ねれば
桜吹雪が池に舞う ホイ
梨で知られるご当地は    成田や都心にごく近く ホイ
地震に強い地盤とか     世に珍しき地形あり
雨の三叉路分水嶺 ホイ
踊り好きならおしゃらくが  野球で大谷とダルビッシュ ホイ
ファイターズ鎌ケ谷スタジアム ここから世界へ羽ばたいた
相撲は名門朝日山
出でよ郷土のヨーホホイ
アー 名力士ヨ  アードスコイ ドスコイ

(ハヤシ)
梨に葡萄やイチゴ狩り ホイ
自慢の果物そろい踏み ホイ
皆さんお出でよ この街 鎌ケ谷  アードスコイ ドスコイ

江戸時代から続く七五調の伝統芸能

演歌、歌謡曲、シャンソンなどジャンルを問わず歌が好きだった一戸さん。

30代の頃に相撲甚句のカセットテープを聞いて自己流で練習し、職場の懇親会などで披露していました。

定年退職後の60代の頃は両国かいわいの相撲茶屋などで腕を磨き、70歳からは鎌ケ谷市にボランティア登録をして、イベントへの出演や介護施設の慰問活動にも参加。

6月に開催された第37回芸術祭では一戸さんが拍子木を持ち、知人3人が合いの手を担当しました

「自分の健康のためにも、これからも相撲甚句を歌っていきたい」と話す一戸さん。

月に数回は、近所の河原に出かけて大きな声で相撲甚句を歌い、喉を鍛えているそうです。

「川の向こう岸から、通りすがりの人に拍手をもらうこともある」と笑っていました。

本年度は、鎌ケ谷市芸術文化協会が主催する「かまがや再発見クラブ」のプログラムとして、市内の小学校で相撲甚句の講座を開きます。

外資系企業に勤務経験がある一戸さんは「グローバル化の時代に日本文化を知ることは、自分の武器になるんじゃないかな」と話していました。

第37回芸術祭より

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