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宗像沖の落とし込み釣りでヤズ2尾&コシナガマグロを手中【福岡】潮変わりで時合い突入

TSURINEWS

落とし込みでヒット(提供:週刊つりニュース西部版APC・竹石洋介)

10月2日、福岡・宗像・神湊港から出港している福寿丸に初めて乗船した。その経緯は同船のライン公式アカウントを登録しており、イカメタルを10月4日まで出港していたので、10月2日に落とし込みとイカメタルの二本立てを予約できた。しかし、2日未明から海上の風が強くなるので夜のイカメタルは中止となり、落とし込みのみの出港となった。

福寿丸で落とし込み釣り

出港時間は午前5時30分なので、余裕を持って5時前には指定の有料駐車場に到着した。駐車場から目の前の船着き場に釣り人たちが集まり、荷物を持ち運びしている。

初めての乗船なので詳しいルールが分からなかったので、釣り人たちの集まりに身を置いて流れを注視する。どうやら船着き場に遊漁船が到着したら乗船するため遊漁船の前に集合し、乗船するスタイルのようだ。

間もなくしてから福寿丸が船着き場へ着港してきた。船長の下船と同時に釣り人たちが集まり、釣座を決めるクジ引きが始まった。私は船首に向かって左側の左舷、前から2番目の釣座に決まった。船内に荷物を積み込む作業は常連が積極的に働きかけてくれたお陰でスムーズに進んだ。

人気のある遊漁船は常連のモラルの良さが際立っていた。キャビンに入ると操縦席の後ろにはベンチ式のいすになっており、操舵室の下には広い船室が備えつけられていた。操縦席はまるでスペースシャトルのような豪華な装備をしていた。ポイントまでは大型船の強みなのか揺れもなく、まったくストレスがないままで航海時間をすごせた。

タックル

大島沖辺りであろうかポイントに到着し釣座で準備を始めたのだが、まず最初に驚いたのが各釣座にいすが備え付けられて、前には海水蛇口、後ろには大型クーラーが置けるスペースがあり、また、アイスボックスの中には魚の鮮度を保つための氷で満たされていた。

今回のタックルはロッドがバンディット落し込みMH250の5:5調子、リールはビーストマスターMD3000、オモリ100号。仕掛けは船極・喰わせサビキ落とし込みスペシャル6本バリ・強靭イサキ11号・ハリス14号から16号・ミキイト14号から16号を使用した。

事前に船長に確認した通りハリス14号から釣り始めたのだが、1投目からベイトとなるエサが付き始めた。ベイトを確認すると15cmほどのイワシが付いており、今年は情報通り落とし込みの当たり年になるのではないかと感じた。

釣り方

釣り方は仕掛けをバーチカルに落としていき(水深は65m)、船長がベイトのレンジを毎回丁寧に知らせてくれるので、ベイトのレンジの手前からリールのフォールブレーキダイヤルを調整してサミングしながら丁寧に落としていく。ベイトはすぐに付くのでロッドでベイトが弱ってくると全速でベイトのレンジの上まで巻き上げて仕掛けを落とすの繰り返し。

ベイトが付いたら海底までオモリを落とし、ほんの少しオモリを浮かせて魚が食い込むのを待つ。ベイトからロッドに伝わる感触が強くなっている時はベイトがフィッシュイーターから追われている状況なので、その時はロッドがいつでも海面に突っ込んでくるので集中して備えてほしい。

ロッドが海面に突っ込んだらロッドが持っていかれないように体勢をととのえる。青物は海底の岩場や障害物に突っ込んでいくので、強引にリールを巻いて少しでも海底から引き離す。浮いてきても何度も海底に向かって突っ込んでいくので、突っ込んできたら引っ張り合わずに電動リールの巻き上げ速度を緩めて調整しよう。

ドラグ調整についてもさまざまな意見はあるが、私の感想は最初からドラグを締めておいて、青物を浮かせたらドラグを緩めると同時に電動リールの巻き上げ速度を調整しながら青物を仕留めるのが最適と思う。しかし、今回は7尾バラしているので、私自身も正解をつかみ切れていないというのが現状だ。

ヤズ&コシナガをキャッチ

釣果の状況だが、常連はコシナガマグロ、座布団サイズのヒラメ、ヒラマサ、ブリ、アコウなど多彩な魚を釣り上げていたが、私は80cmほどのヤズを2尾、コシナガマグロを仕留めることができた。

落とし込みでヒット(提供:週刊つりニュース西部版APC・竹石洋介)

常連からは魚がおいしく食べられるように釣れた魚をシメるやり方を丁寧に教えてくれたり、落とし込みにオマツリはつきものなのだが、船長が助けてくれたりしてくれたのがありがたかった。

潮は若潮で潮位差は少ないが釣り始めから潮止まりの午後0時57分までは釣れ続いたが、潮が上げ潮に変わる2時まではベイトの付き方が確実に落ちた。2時から上げ潮に差しかかってからベイトが付きだしたと同時にフィッシュイーターも釣れだした。潮の状況で釣果に左右する根拠が見えているので釣行に行くときは把握していると時合いを逃さないのではないかと思う。

落とし込みはこれからが本番で各遊漁船のホームページにも釣果情報で賑わっていると思う。福寿丸には初めて乗船してみたが、船長はもちろん常連のモラルがよく、何といっても大型船ならではの釣りやすさがあった。快適すぎて常連が離れないのも理解できた。

<週刊つりニュース西部版APC・竹石洋介/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース版』2025年10月24日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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