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立ち会い出産だから乗り切れた!難産を支えてくれた【立ち会い出産体験記】

たまひよONLINE

ライターの“まにゃさん”です。在宅コールセンターでSV(スーパーバイザー)として勤務しながら、1児のママとして奮闘しています。第1子を出産したのは30歳で、すでに5年が経過。そろそろ年齢も考えて本格的に第2子妊活を考えているワーママです。

壮絶な出産を乗りこえるため“立ち会い出産”を希望


以前からよく見聞きしていた出産体験談やドラマなどでの出産シーン。そのためか、私は“出産は地獄のように、とにかく苦しく悶絶するものなのだ”という漠然としたイメージと不安を抱いていました。

この出産の恐怖を少しでも和らげたいと考えた私は、妊娠中にできることを探して、あれこれ取り組んでみました。例えば、助産師である妹から話を聞いて、出産についてのアドバイスを受ける、あらかじめイメージトレーニングを行う、興味のあったソフロロジー式分娩法を学ぶ…など。

その過程で、何としてでもこれだけは外せないと考えたことがあります。それは、“立ち会い出産”。幸い、里帰り出産をする病院は、立ち会いの人数制限がありません。壮絶な出産を乗りこえるため、「できるだけ家族みんなに来てほしい」と願っていたのでした。

ついに始まった陣痛、そして、長い、長い“苦しみ”


出産予定日の2日前の夜、ついに5分おきの陣痛が始まりました。タイミングよく私の実家へ来ていた夫と一緒に、すぐ近くの病院まで荷物を持って、歩いて向かいました。

妊婦健診でひっかかっていた私は、入院と同時に陣痛室ですぐに点滴を打たなければなりませんでした。そして、子どもが大きかったということもあり、微弱陣痛は何と1日以上にも及ぶことになったのです。

この長く苦しい時間、大きかったのはやはり夫の存在でした。痛いと叫ぶと、ただひたすら背中をさすってくれました。余談ですが、食事がほぼ喉を通らない状況で、しっかりと残りの食事を完食してくれたのも夫です。

破水と同時に、いざ出産! すぐに家族に連絡


子宮口がようやく数センチ、さらに開き、陣痛室から分娩室に移動したときには、すでに陣痛で入院してから1日が経った頃。さらに短くなる激痛に耐えられず、叫びながら悶絶していた深夜1時前、「パン!」という大きな音とともにお尻から大量の水が! 

夫はすぐにナースコールを押し、破水だとわかると、待っていましたとばかりに、私の家族に連絡を入れてくれました。

母と妹がかけつけて、いざ出産開始。助産師の妹の呼吸などのタイミングとアドバイスのおかげで、苦しみの中でも落ち着いてのぞむことができました。そして、長い、長い陣痛の闇からやっと抜け出し、分娩時間はおよそ30分という短さで、無事健康な男の子が生まれてきてくれたのでした。

家族そろってこの最高の喜びの瞬間に立ち会えたということも、“立ち会い出産”ならではの幸せだったと感じています。長く苦しい陣痛と出産を夫や家族の支えで乗りこえ、生命の誕生の瞬間をみんなで迎えられたこと。私は“立ち会い出産”を選んで本当に良かったなと思っています。

こうして妊娠39週5日目に、身長54cm、体重3946gの大きくて元気な赤ちゃんを無事出産することができました。子どもが大きかったということもあり、私の場合は“立ち会い出産”でなければ、この出産は乗りこえられなかっただろうと感じています。“立ち会い出産”が可能な病院は多いと思いますが、1人、あるいは2人までと人数に制限のある病院が少なくないと思います。

私が出産した病院では、立ち会いの人数制限がなかったということもあり、夫と母、そして助産師の妹の3人に立ち会ってもらうことができ、本当に支えとなりました。特に、当時の助産師さんが新人さんということもあってか、お産に慣れている妹のアドバイスのおかげで、よりスムーズに出産できたかなと感謝しています。

[まにゃさん * プロフィール]
在宅でコールセンターのSVや事務の仕事をしています。5歳の息子と夫の3人家族。念願の2人目を最近流産してしまい、しばらくブルーでしたが、また立ち直って現在妊活中のワーママです!

※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。

●記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

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