Yahoo! JAPAN

まさか、うちのコに限って…猫に多い「慢性腎臓病」に注意!

チイコミ!

まさか、うちのコに限って…猫に多い「慢性腎臓病」に注意!

健康で長生きしてほしいからこそ慢性腎臓病に要注意。

専門医に話をききました。

話を聞いたのは…

本間活人さん ゆりのき動物病院院長

15才以上の猫の80%が慢性腎臓病

猫の15歳は人間に換算すると約76〜80歳に相当し、その80%が慢性腎臓病(そのうちの90%以上は初期段階)というデータがあり、進行すると腎不全になり、死に至るそうです。

腎臓は血液をつくる司令塔であり、血圧やミネラルの調整、尿の濃縮や必要な成分の再吸収、不要なものの排せつなどを行っている臓器です。

慢性腎臓病になった場合、獣医師は腎臓の状態と猫の体の状態を総合的に判断して、食事療法や薬物療法などで治療します。

傷んだ腎臓自体を治すことはできませんが、残った腎機能の悪化をできるだけ遅らせるような治療を行います。

予防法は?水飲みに工夫を

猫の腎臓が一日でも長く元気でいるには、脱水させないように若いうちから水を飲ませること。

猫に水を飲ませるコツとして、本間院長は「猫は基本的にひげが水面に当たるとテンションが落ちて水を飲まないので、大きめのボウルを用意してほしい」と言います。

また「蛇口から直接飲みたいコや、ぬるま湯が好きなコなどもいるので、猫の飲みたいスタイルやシチュエーションを観察し、用意してあげてほしい」とも。

そして以前よりよく水を飲むようになった、排尿の回数が増えた、食欲不振、嘔吐、下痢、体重減少などの症状が見られたら、受診したほうがいいそう。

これらは、慢性腎臓病でよくある症状です。

また定期的な健康診断も重要で、回数の目安としては1歳を過ぎたら年1回、7歳を過ぎたら年2回。

人間も猫も、健康で長生きが一番ですね。(取材・執筆/福)

【関連記事】

おすすめの記事

新着記事

  1. 【八幡西区】黒崎商店街に新名所誕生!芝生広場『黒崎クロスパーク』で街がつながる

    行こう住もう
  2. 【伯耆町】植田正治写真美術館|鳥取県出身の写真家植田氏の作品12,000点を収蔵。大山山麓の風景と現代的な美術館が織りなすアートスポット

    tory
  3. 名作揃い!ベストセラーの「絵本」おすすめ人気ランキング

    ランキングー!
  4. ケアマネジャー(介護支援専門員)とは?|資格取得方法や仕事内容、キャリアアップ方法などを紹介します!

    ささえるラボ
  5. NEWオープンした海辺のテラスでドーナツ&コーヒータイムはいかが? 神戸市

    Kiss PRESS
  6. ギャンブルに絶対はない。

    Books&Apps
  7. ストレスで原因不明の痛みが?あなたが「心因性腰痛」の可能性があるかチェックする方法とは?【専門医がしっかり教える 図解 腰痛の話】

    ラブすぽ
  8. 一度起こしてしまうとクセになる?「ぎっくり腰」とはどんな症状なのか?【専門医がしっかり教える 図解 腰痛の話】

    ラブすぽ
  9. 発症するのは中高年だけじゃない!子供や女性も気にしておきたい腰痛を引き起こす様々な疾患とは?【専門医がしっかり教える 図解 腰痛の話】

    ラブすぽ
  10. 低置胎盤で点滴をしながら自然分娩。1910mlの大量出血が止まらない!

    たまひよONLINE