ちょっとお高い「完全メシの冷凍餃子」って味はどう? 味の素と食べ比べてみた結果
今じゃいろんな売り場で見かけるようになった日清の完全メシ。「日本人の食事摂取基準」で設定された33種類の栄養素とおいしさのバランスを追求しており、随分と種類が増えたのは周知の通りだ。
最近だと冷凍食品コーナーに置いてあるのも珍しくないなか、2025年3月1日より冷凍餃子が新しく発売されていて気になった。値段がちょっとお高いけど味はどう?
・よくあるタイプの冷凍餃子
そう思ったことで実際に買って食べてみた。ちなみに完全メシの冷凍餃子はよくタイプで……
油なし水なしで調理OK。しかも、フライパンに並べて焼くだけで「羽根つき」ができてしまうという。でもって中身も……
こんな感じでよくあるタイプ。逆に言うと、冷凍餃子を食べたことある人なら作る過程で難しいことは何もない。
やることは実にシンプル。フライパンに並べてフタをし、中火で5分ほど焼けば……
はい、この通り。見た目までよくある冷凍餃子になっているような気もするが、完全メシの冠がついているのだから味で差が出ているのだろう。たぶん。
・味の素と比較
それでは実食。今回はせっかくなので幅広く食べられている味の素の冷凍餃子と比較してみた。
ともに同じ店舗で購入して完全メシは429円、味の素は311円。わりと差があるもんだなと思いつつ、並べてみたら……
気持ち左の完全メシのが大きいような気もするけど、そこまで明らかな差はないと言っていいだろう。
断面図を比べたらこんな感じ。個体差はあるだろうが、完全メシの方が少しばかり緑豊富なように見えた。では味はどうだ。
味の素を食べると、まぁいつもので軽い肉感、それから肉汁がほんの少しプシュッと出るあたりも通常運転である。THE冷凍餃子という感じがするも、それと同時に安定感を実感する。
一方、完全メシは “スゴく軽い餃子” でどちらかというと野菜系。2種類のひき肉(豚肉、鶏肉)にキャベツやタマネギなどの野菜を加え、ニンニクやショウガをきかせた餡とのことだが、全体的にアッサリした印象であった。
肉肉しさよりも優しさ。餃子は肉汁や肉で攻めてナンボっていう人は物足りないかもだが、かなり食べやすい餃子だと言える。
個人的にはアリもアリ。ところどころでネギのシャキッとした食感があって楽しめたし、1つ1つが軽いからポイポイ食べられる。そして栄養のバランスがとれているのだからありがたい。
なお、参考までに同じ店舗で見かけた他の冷凍餃子の価格に触れておくと、トップバリュが192円、大阪王将は257円だった。およそ2倍か……と思うのはこんなご時世だからだろうか。
参考リンク:日清食品
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.