奈良ミニバス 創立50周年をお祝い 卒団生は約1,500人
今年創立50周年を迎えた「奈良ミニバスケットボールクラブ」(藤田千春監督)が4月12日、桜木町=中区=のホテルで記念式典を開催し、チーム関係者やOB・OGら約60人が出席した。
現在は、奈良小学校や奈良の丘小学校などを拠点に週3回から4回活動し、約40人の児童が所属する同クラブ。1975年4月に設立され、これまで約1500人の児童がクラブを巣立ってきた。横浜市内にはミニバスチームが約200チームあり、その中でも50年続いているクラブは珍しいという。
藤田監督にサプライズも
式典では多くの来賓が登壇し、祝辞を述べた。8期生で、中学・高校・大学とバスケットボールを続け、富士銀行(現:みずほ銀行)の実業団にも所属した藤野敬子さんは、「仲間とのチームでの過ごし方など、奈良ミニバスで学んだことは沢山ある」とクラブへの感謝の思いを語った。
祝辞の後には会食が行われ、参加者たちは旧交を温めながら思い出話に花を咲かせた。また、この日75歳の誕生日を迎えた藤田監督へのサプライズ企画も用意され、児童からのビデオメッセージ上映や花束、バースデーケーキが贈られた。藤田監督がケーキのロウソクを吹き消すと、会場からは温かい拍手が送られていた。
藤田監督の息子で、現在はヘッドコーチを務める藤田直也さんは「たくさんの方々の支援や協力のおかげで50周年を迎えられた」と感謝を述べ、51年目に向けては「バスケって楽しいんだと思ってもらえるような指導を今後も続けていきたい」と展望を話していた。