【保冷バッグ決定版】タイプ別おすすめと最強のサーモス
ゲストは、テストする女性誌『LDK』編集長の高橋咲彩さん。
テーマは夏の必需品、保冷バッグ。今回「LDK」では、運動会やお出かけに使える「ソフトクーラーバッグ」、冷凍食品などの持ち帰りにも嬉しい「レジかご用保冷バッグ」、そのほか「お弁当用保冷バッグ」など、タイプ別で35製品をテスト。そんなテストされた中から、タイプ別でオススメのものをご紹介していただきました!
評価基準は…?
今回は「保冷力」「丈夫さ」「使いやすさ」「収納力」の4点で、カバンづくりのプロの方々と一緒にジャッジ!
「保冷力」については、猛暑を想定した室温をキープした部屋に、氷を入れた保冷バッグ一定時間放置して、中の氷の残っている量を元に評価したのだそう。その他、ファスナーの開けやすさや、物の出し入れのスムーズさ、ショルダーの負担の大きさや、収納した際に無駄なスペースができないかなどが、チェックポイントになっています。ぜひ、参考にしてみてください!
では、まず1つめは「ソフトクーラーバッグ」部門から。
①THERMOS ソフトクーラー RFD-0201
四角いボックス型で、飲み物を入れたり、公園でのピクニックや、秋の運動会などで役立つサイズ感の保冷バッグ。大きさは、縦およそ34cm×横およそ30cm×奥行およそ23cm。容量は、およそ20リットルまで入ります。2リットルのペットボトルがぴったりと入る高さで、6本収納できました。
そして、なんといっても細部に使いやすさが散りばめられたアイテム。肩掛け部分のパットが大きく、重い荷物を持っても軽々と持ち上げることができました。さらに、キャリングカートに装着できるようにスリットが入っているほか、地面に置いても本体の布部分が直接汚れないように、底鋲がついていたり、さらには、本体の前の部分には、マチのあるポケットもあって、機能性も抜群。
畳むとスリムになり、使わない時も邪魔になりませんでした。
◎さすがのサーモス、保冷力も抜群。
ほかのジャンルの製品でもサーモスの製品は高評価だったそう。ファスナーの部分が外に冷気が漏れないような縫製になっていたり、冷たさをキープするための工夫が施されていました。
購入価格は、税込み3,300円。
「公園で駐車場から荷物を運ぶときも、キャリーケースに固定すれば転がして移動できるので楽ですね」(高橋さん)
続いては、「お弁当用保冷バッグ」部門から。
サブヒロモリ ユニモア 保冷トレーポーチL
バッグインバッグとして使うタイプのお弁当用バッグ(ポーチ)。大きさは、縦およそ10cm×横およそ20.5cm×奥行11cm。小ぶりながら、500mlのペットボトル入るサイズ。
最大の特徴は、開くと前にマチができて、トレーのようになってくれること。外でのご飯でテーブルがない時や、ベンチ、車の中、など、狭いスペースでお弁当を食べるときに、膝の上でそのまま広げられて便利。省スペースで、箸やお弁当箱をあっちこっちに置く必要がなく、サッと広げたポーチの中のスペースで完結できる。他に比べた製品よりもかなり薄手ではありましたが、保冷力も申し分なし。また、持ち手もついているのでランチで場所を移動する際の持ち運びにも困りません!
購入価格は、税込み2,759円です。
「今はテーブルがない場所でお昼を食べることも多いですよね。このバッグはそのままトレーになるので、膝の上で食べるときにも便利です」(高橋さん)
そしてラストは、「レジかご用保冷バッグ」部門から
山崎実業 tower 洗える 持ち帰り寿司・ピザが入るレジかごカバン
レジかごに装着して使うことができるバッグ。このバッグ、縁についているファスナーを開閉することで3変化。
①ファスナーを閉じておけば、トート型でマチのあるエコバッグに。
②ファスナーを開いて、買い物かごにフィットする形のバッグに。
③ピザやお寿司など、傾けたくないもの水平持ちできる形の手提げバッグに。難しい組み替えもなく、使いたい形になり、買い物の量に合わせて調整できる。
レジかごの形にしている時でも、肩にかけられるように、ショルダーの持ち手は長めの設計。
さらに、中身が飛び出すのを防止する巾着型になっているほか、外側にもポケットが付いていたり、機能性抜群。使用しないときには、コンパクトに畳めます。
◎さらに嬉しいのが、汚れてしまった際には洗濯も可能!
上を紐でぎゅっと絞って、レジカゴに使う仕様で保冷テストを行ったそう。本来なら保冷力は隙間が多い分、落ちがちなところ、towerは、十分な保冷力を発揮。保冷剤を事前に持って行くか、冷凍のものがあれば、バックの中をひんやり保ってくれます。
「スーパーで買い物をする際、最初からレジカゴにかぶせておけば、レジ後の袋詰めの手間が省けて便利です」(高橋さん)
購入価格は、税込み5,390円です。
この夏の保冷バッグ選びの参考にしてみてください!
!高橋さんからお知らせ!
今回紹介した保冷バックのテストは、「LDK8月号」にて、35製品すべての結果を掲載しています。また、メインの特集は、今、誰もが直面している、食費やキッチン周りの節約術のお得技を詰め込みました。
そして、来週28日(月)には9月号を発売します。LDKは創刊12年周年を迎え、今回は、冷凍保存の大正解と題しまして、これまでたくさん冷凍の大実験をして見つけてきた技をたっぷりとご紹介している、永久保存版になっています。是非お手に取ってみてください。
なお、月に2回ほどインスタライブをやっています。そちらでも、良かった製品などを実際にアイテムを使ったり、調理したりしながら紹介しています。そちらも是非チェックしてみてください!
高橋咲彩さん(テストする女性誌「LDK」編集長)
2018年に晋遊舎へ入社。雑誌「MONOQLO」を経て、2023年には「失敗しないお買い物体験」を応援する雑誌「LDK」の編集長に就任。
「LDK」では、読者からの声や市場調査をもとに、特集のテーマ決めなどを担当。人気ショップ巡りをするのが日課で、自称「テスト大好き人間」とのこと!
(TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』より抜粋)