杉田劇場で児童が朗読劇を鑑賞 横浜夢座らが「真昼の夕焼け」を披露
磯子区民文化センター杉田劇場で7月3日、「杉劇アート体験塾」が実施された。
この取り組みは、主に磯子区内の小学生を劇場へ招待し、本物の舞台芸術を生で体感してもらう事業。今年度は磯子区の杉田小と梅林小、金沢区の富岡小から6年生と教諭ら約300人が同館を訪れ、横浜夢座らによる朗読劇「真昼の夕焼け」を鑑賞した。
この日は横浜夢座代表理事の五大路子さんの代役として伴美奈子さんが参加し、横浜夢座のメンバーたちと出演。15歳の少年が見た横浜大空襲を描いた同作を披露すると、児童からは「泣いていたり、怒っていたり、感情を押し殺しているような声の様子がリアルだった」といった感想があがった。同館の中村牧館長は「祖父母が戦争を経験していない世代も増えている。今日の話を通して、子どもたちが戦争や平和について考えるきっかけになれば」と話した。