あなたのその謎の腰痛、心配事が無くなれば治るってホント!?【眠れなくなるほど面白い 図解 自律神経の話】
血流悪化が痛みを引き起こす
多くの人が一度は経験したことがある腰痛。特に重いものを持ったわけでもなく、腰に負担がかかることをしていないのに腰痛を患った経験はありませんか?例えば、病院へ行っても原因がわからない慢性的な腰痛。これは自律神経が影響しているかもしれません。
イライラしたり、緊張やストレスが続いたりすると、交感神経が優位に働き血管が収縮して血流が悪くなります。通常は、夕方から夜にかけてはリラックスして副交感神経が優位になりますが、緊張状態が続いて交感神経が高まったままだと血管は収縮したまま。
長時間血流が滞ってしまい、痛みへとつながるのです。腰痛だけではなく、人によっては頭痛や肩こり、全身のだるさなど、様々な不快な症状を引き起こします。
もし、原因不明の痛みに見舞われたら、心にストレスや心配事を抱えていないか考えてみましょう。思い当たった場合は、まずは体を休めてリラックスすること。
寝る前に軽くストレッチをしたり、ゆっくり時間をかけて入浴したりといったことや、不規則な生活をやめてしっかり睡眠をとることも重要。一時的な自律神経の乱れなら、このような対処法で改善できるはずです。
自律神経が整えば、血流もよくなって脳の働きも向上します。物事を冷静に判断し、自然とストレスや心配事を前向きに転換できるようになるのです。
出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 自律神経の話』 著:小林弘幸