釣った魚で作る「病みつき」レシピ：熟成イシダイ コツは厚めに切ること
九州地方では秋イシ（イシダイ、イシガキダイ）がシーズン真っ盛り。よく釣れる時期だけに、いろいろな食べ方を試してほしい。「今回は熟成イシダイ」を紹介する。
「秋イシ」とは
秋イシとは文字通り、秋に釣れるイシ物のこと。九州地方の近場では小型のイシガキダイが中心になるものの、数釣れるところが面白く、良型のイシダイも交じる。
持ち帰り方
釣り上げたイシ物はナイフなどを使って絞め、クーラーに収納するのが一番。納竿までストリンガーで生かしておく人もいるが、サメに持っていかれることを考えれば、早々にクーラーに入れたほうが無難。
下処理
帰宅後は魚をクーラーから取り出し、よく水洗いする。滑りが多い魚だけにタワシを使ってゴシゴシ。次に頭とワタをとり、下処理。内側（腹側）もしっかり洗っておこう。
3枚おろし
今回はキロ級のイシガキダイを使用。下処理後は3枚におろし、皮を剥ぐ。あとは中骨と腹骨をとってサク取りする。
少量の塩
サク取りが終わったら寝かせる準備。まずは魚に少量の塩を振る。最大のポイントは「ほんの少しだけ」。これをキッチンペーパーに包んでラップをかけ、冷蔵庫に収納。一週間ほど寝かせ、少し厚く切っていただく。
刺し身じょう油を2～3滴垂らしてもOK。歯ごたえに加え、魚の脂が絶妙。病みつきになるはずだ。
＜松田正記／TSURINEWSライター＞