保存版! 知らなきゃアメトラ好きとはいえない、アメトラブランド図鑑 A to Z 【T編】
由緒正しき名門大学の伝統的なスタイルである「アイビー」とそれをベースに着崩した「プレッピー」。“アメトラ”とはこれらのスタイルに衝撃を受けた日本人が、独自の視点を盛り込みながら作り上げた、必ずや後世に伝えていかなければならない、ひとつのカルチャーである。そこで由緒正しきアメトラブランドと、その精神を受け継ぐジャパンブランドをここに網羅。これを知らなきゃアメトラ好きとはいえない。ここではA to ZのT編を紹介。
The BAGGY <バギー> Since1980, U.S.A.
豊富なラインナップを誇る本格シャツブランド。
〈ブルックス ブラザーズ〉のBDシャツを生産していたハワード・グロスマン氏が同工場で手がけたことから始まったシャツブランド。オックスフォードやデニムなど様々な生地のBDシャツを生産しており、リーズナブルなプライスも魅力。
インディアンマドラスを使用した定番のBDシャツ。1万780円(メイン TEL03‒3264‒3738)
THE NORTH FACE <ザ ノースフェイス> Since1966, U.S.A.
勢力を拡大し続ける世界的アウトドアブランド。
カリフォルニア州にて、登山ギアを扱う小さなショップとしてスタート。1960年代に発表した[シエラパーカ]をはじめとする数々の名作を生み出し、世界中から支持を集める。ストリートシーンでの流行やハイブランドとのコラボなど、アウトドアシーンには収まらない人気を誇る。
The REAL McCOY’S <ザ リアルマッコイズ> Since1988, Japan
“アメカジ“をベースにトラッドアイテムも充実。
旧きよきアメリカンカジュアルを軸に素材やパターンにこだわったハイクオリティなプロダクトを製作。カジュアルがベースだが、ブレザーやコットンチノなどのトラディショナルなアイテムも充実している。
カレッジアイテムの定番、スクールブレザー。ゴールドのパイピンングがトラッドなムード。9万9000円(ザ リアルマッコイズ東京 TEL03-6427-4300)
The Ruttshoes &Co. <ラッドシューズ> Since2018, Japan
革靴の街・浅草発、シーンを選ばない質実剛健な革靴を製作。
東京・浅草を拠点とするシューメーカー。職人の技術と普遍的なデザインを軸に、シーンを選ばずに履くことのできる堅牢かつ汎用性の高い革靴を提案している。
ブランドのアイコンともいえるVチップモデル[リドリー]。7万1500円(ラッドシューズ Instagram:@ruttshoes)
THOMSON <トムソン> Since1946, U.S.A.
アイビーブーム時の日本でも流行したパンツ専業ブランド。
70年以上の歴史を誇るトラウザーズ専業ブランド。第3次アイビーブームの最中であった1970年代後半に日本に上陸し、マーベルト付きのドレス仕様、センタークリースのノープリーツ、フラップ付きのコインポケットなど、ほかのチノパンとは一線を画す存在で人気を博した。
Timberland <ティンバーランド> Since1952, U.S.A.
世界的な人気を誇る人気モデルが多数。
ブランドの代名詞的[イエローブーツ]はあまりにも有名。元々はワークブーツとして誕生したが、1980年代にファッションアイテムとして一大ブームを巻き起こした。ブーツだけでなく、3アイレットのモカシンシューズなどトラッドスタイルと親和性の高いアイテムも存在する。
TOMMY HILFIGER <トミー ヒルフィガー> Since1985, U.S.A.
プレッピーを軸に“新鮮”なトラッドスタイルを提案。
アメリカが誇る世界有数のデザイナーズライフスタイルブランド。プレッピースタイルを軸に、エッジの効いたデザインを施したベーシックかつ新鮮さも感じられるアイテムを展開。大胆な広告キャンペーンなど、ブランドの知名度向上のためのマーケティングにも優れたブランドだ。
(出典/「2nd 2024年11月号 Vol.208」)