防火・防災の機運高め 一斉放水や表彰 伊賀・名張で消防出初式
年の初めに消防職員、消防団員が防火・防災への機運を高める「消防出初式」が、1月11日に三重県伊賀市で、同12日に名張市で開かれ、式典や放水訓練などが行われた。
伊賀市は11日午前9時から、同市西明寺の市文化会館と隣接する駐車場で開催。最初に職員・団員による分列行進、はしご車や救助工作車などの消防本部車両と消防団車両約30台による車両観閲があり、一部の車両には団員の家族の小学生らが同乗した。
続いて会館内での式典に移り、優良消防団員への表彰、消防本部職員による能登半島地震での災害派遣の報告、消防団の活動報告などが行われた。
名張市では12日午前9時ごろから、市防災センター(鴻之台1)で優良消防団員の表彰や点検などの式典があり、消防職員と消防団員計約220人と消防車両28台が参加。同11時には、同市瀬古口の名張川左岸で一斉放水を実施した。水には赤や青、黄色などの色が付けられ、青空にアーチを描くと、見学に訪れた住民たちからは、歓声が上がっていた。