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【最高】俺たちはこんな香港映画を待っていた! 香港史上歴代No.1ヒット『トワイライト・ウォリアーズ』が滅茶苦茶すぎた!(誉め言葉)

ロケットニュース24

かつてジャッキー・チェンに胸をトキメかせ、サモ・ハン・キンポーに憧れたおっさんの諸君……待たせたな? ついに俺たちが待ち望んだ香港映画が始まったゾォォォオオオ! 好(ハオ)!! 好(ハオ)!!

その映画は今年1月に日本で公開された『トワイライト・ウォリアーズ 決戦! 九龍城砦』──。映画を観終えた私は呆然としつつこう思った……「滅茶苦茶だな」。そして「最高だな」と。

・香港映画史上歴代No.1ヒット

唐突ではあるが、私の人生最高映画ランキングのTOP5には「プロジェクトA」と「霊幻道士」が入っている。どちらも言わずと知れた香港映画のメガヒット作品であり、いま見ても色あせない名作中の名作だ。

※ ちなみにテンテンが出てくるのは「幽幻道士」だからね! 霊幻道士はコメディ要素もあるけど意外とシリアスなんだよ!!

その両作品はもちろんこと、これまで公開された全ての香港映画の記録をぶち抜き、香港映画史上歴代No.1ヒットを記録したのが『トワイライト・ウォリアーズ 決戦! 九龍城砦』である。

同作はコミックが原作の実写映画で、あまりの人気に前日譚と後日譚が加わり三部作になることが決定。またアクション監督は谷垣健治氏、音楽を川井憲次氏が務めるなど、何かと日本と縁が深い作品だ。

・映画のあらすじ

「九龍城砦(クーロンじょうさい)――かつて無数の黒社会が野望を燃やし、覇権を争っていた。

80年代、香港へ密入国した若者、陳洛軍(チャン・ロッグワン)は、黒社会の掟に逆らったことで組織に追われ、運命に導かれるように九龍城砦へ逃げ込む。

そこで住民たちに受け入れられ、絆を深めながら仲間と出会い、友情を育んでいく。

やがて、九龍城砦を巻き込んだ争いが激化する中、陳洛軍たちはそれぞれの信念を胸に、命を懸けた最後の戦いに挑む――」

ズバリ、ストーリーとして王道オブ王道で、むしろ“コテコテ”と言い切って差し支えあるまい。ありがちと言われればその通りで「ストーリーが最高だった!」とは思わなかった。

……が、そんなの関係ねえ! トワイライト・ウォリアーズの魅力は1にも2にもアクション!! かつて我々が夢中になった香港映画の“最新版アクション”がトワイライト・ウォリアーズにはギチギチに詰め込まれているのだ。

・アクション & アクション & アクション

当然ながら『トワイライト・ウォリアーズ』のアクションは全てがフルコンタクト! 御年73歳のサモ・ハン・キンポーも重要な役どころでキレッキレのアクションを見せていた。これだけで1200円くらいの価値がある。

また往年の香港映画にありがちな「そんなバカな」という設定も最高!! 特に敵キャラの王九(ウォンガウ)は、プロジェクトAの大ボス「サン」を連想させるほど激ツヨだった。いや、そんなバカな。

さらにルイス・クー演じる龍捲風(ロン・ギュンフォン)がカッコいいのなんの! その渋さはショーン・コネリーやダニエル・クレイグに匹敵すると言っていいでしょう!! ちなみに映画の中で100本くらいタバコ吸ってたわ。

さらにさらに約9億円をかけて再現されたという「九龍城砦」がマジでスゴイ! 残念ながら私は本物の「九龍城砦」を見たことは無いが、スクリーン越しに当時の雰囲気はもとより熱を感じるハズだ。

・俺たちの香港映画

簡単に言えばトワイライト・ウォリアーズは、我々がワクワクしながら見ていた香港映画の21世紀版である。小難しい知識や伏線の回収もいらねえ! 超絶怒涛のアクション映画、それが『トワイライト・ウォリアーズ 決戦! 九龍城砦』なのだ。

なので「最近は香港映画を観てないな~」「むしろどんな香港映画があるのかわからない」という人には自信を持ってオススメできる。頭を空っぽにして、ただただ目の前のアクションに圧倒されよう。

なお、私が出かけた回はレイトショーであったにもかかわらず、ほぼ満席であった。日本でもトワイライト・ウォリアーズ旋風がジワジワ来ているのかもしれない。

とにもかくにも『トワイライト・ウォリアーズ 決戦! 九龍城砦』はマジ最高! そして滅茶苦茶!! 今のところ上映している映画館は限られているので、気になる人はお早めにどうぞ。

参考リンク:トワイライト・ウォリアーズ 決戦! 九龍城砦
執筆:P.K.サンジュン
Photo:©2024 Media Asia Film Production Limited Entertaining Power Co. Limited One Cool Film Production Limited Lian Ray Pictures Co., Ltd All Rights Reserved.

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