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ダコタ・ファニング、幼少期の不快なインタビュー「失敗を期待されているような雰囲気あった」

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ダコタ・ファニングは齢30歳にして、すでに25年近いキャリアを誇る大ベテラン俳優だ。しかし子役時代には、インタビューの場で決して快いとは言いがたい質問をされた経験もあるのだそう。米のインタビューにて明かしている。

『アイ・アム・サム』(2001)ではショーン・ペン、『マイ・ボディガード』(2004)ではデンゼル・ワシントン、『宇宙戦争』(2005)ではトム・クルーズと、幼少期から常にトップ俳優とともに仕事をしてきたダコタ。宮崎駿監督『となりのトトロ』(1988)の英語吹替版が2005年に新しく制作された際には、実妹のエルとともに声優も務めるなど天才子役として活躍してきた。

今回のインタビューで、ダコタは「あなたは若きハリウッドスターによくあるタブロイド紙を賑わせるような現象を回避してきたように思います」と問いかけられた。自身や家族が意識していたことはあるのかと問われ、ダコタは当時の経験を率直に語った。

「若い頃、インタビューで“どのようにしてあなたはタブロイド・ガールになることを避けているのですか?”とジャーナリストの方に訊かれたことを覚えています。すごく不適切な質問をする人々もいるんですよ。子どものとき、インタビューで“友達なんているわけないですよね?”って訊かれたことがあります。はあ?って感じでしたよ。」

ダコタはインタビュアーからの不躾な質問への不快感をあらわにしながら、「見せしめにされた方々にはとても同情します。社会やメディアがそれぞれの役目を果たさないとしたら、じゃあ誰が果たすのかって」と述べ、同じく苦い想いを経験したであろう俳優たちを慮った。また、自分を守ってくれた家族や周囲の存在にも感謝を示している。

「この業界にいることが、(タブロイド紙を賑わせることに)100%繋がっているとは思いません。たくさん要因はあるのでしょう。私はただそこに陥らなかっただけですし、私の家族がとても親切に、優しくて守ってくれたという以外に正確な理由は分かりません。私には、他者への接し方や自分への向き合い方を教えてくれた母が、いつも近くにいてくれました。私はひとりの俳優として、常に敬意をもって扱ってもらいましたし、そうでない人とは仕事をしてこなかったのです。」

一方で、「堕ちた子役に対して倒錯したフェティシズムを抱く人もいますよね」と尋ねられたダコタは「それが問題なんです。私自身、失敗することを周囲から期待されているような雰囲気をたしかに感じたことがありました」と冷静に振り返っている。

近年も『イコライザー THE FINAL』(2023)や(2024)などの映画にコンスタントに出演し、シリーズ「リプリー」(2024)ではエミー賞助演女優賞にノミネートされたダコタ。時に悪意を向けられることがあっても、自分にも周りにもリスペクトを忘れなかったことこそが、彼女のキャリアを盤石にしてきたのだろう。

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