「110番の日」 緊急通報は適正に 伊賀署が広報活動
三重県警伊賀署は「110番の日」の1月10日、伊賀市上野茅町のイオン伊賀上野店駐車場で緊急通報の適正な利用を呼び掛ける広報啓発活動を実施した。
110番は事件や事故など緊急時の専用ダイヤルで、県内では津市にある県警本部の110番センターにつながる。この日は署員ら10人が適切な利用を呼び掛けるため買い物客らにウェットティシュなどを同封した啓発用のちらしを配布した。
同署によると、管内では2024年中に受けた110番通報は4251件(前年比215件減)。23年は4466件(同479件増)のうち19・3%にあたる861件が運転免許の更新や落とし物の問い合わせ、いたずら、間違い番号など不要不急の用件だった。
同署の山村典史地域課長は「不要不急の通報が多ければ多いほど、真の緊急用件に対応できないことになってしまう。緊急の対応を必要としない警察への相談は専用電話「#9110」、または伊賀署(0595・21・0110)に連絡してほしい」と呼び掛けた。