大井町相和地域 ゆめバスからタクシーへ 利用者の利便性に配慮
大井町は交通支援対策として大型の「ゆめバス」を運行してきたが、5月2日(金)から相和地域の平日に限り、タクシー車両に運行を変更する。
2022年度から大型バスで運行する「おおいゆめバス」。相和地域には大井町全体をルートとする『相和循環』(1周約80分)が平日4便、土曜2便巡回している。
相和地域は山あいのため細い道が多く、大型バスでは通れない道も多かったため、既存ルートから分離し、タクシー車両を運行することにした。予算は24年度の約1808万円から、バス・タクシーで2203万円に増額される。町担当者は「相和循環の平日乗車数は5人程度。運行変更により、経費は上がるが住民の利便性に配慮した」と話す。
5月2日以降、「赤田」「篠窪」「高尾」「そうわ会館」の4停留所を増設・変更する。運行は平日4便。土曜日はタクシー運行はなく、既存の『相和循環』をバスで2便運行する。
町担当者は「途中乗り換えはあるが、停留所まで近くなった方も多いと思う。利用状況や意見を聞きながら、さらに便利なものにしていきたい」と話す。タクシー運行は松田合同自動車(株)に委託。実証実験中のため来年3月末までは無料。
変更に伴い、平日4便走行する『相和・金子循環』を新設。既存の『西大井・金子循環』も平日1便から2便に増やす。