【リアル給与明細】33歳、営業事務。収入が低い……。どうしたら貯蓄できますか?【FPが解説】
読者から寄せられたリアルな給与明細を大公開。明細の内訳から、改善できるポイントがあるのか、ファイナンシャルプランナーが解説します。【33歳 営業事務】
【リアル給与明細】33歳、営業事務の場合
プロフィール
33歳、女性
不動産の営業事務
▼現状
勤続3年。
ボーナスは年間4万円。
労働時間は月104時間、残業はなし。
【相談内容】賞与もほぼなく年収が低すぎます。もっと貯蓄に回せるお金が欲しいです。
解説するのは……
◆ゆきFP
FP1級を持つ元銀行員ライターです。
400世帯以上の資産運用についてご相談を受けていました。 特に、お金の制度をわかりやすく伝えることを得意としています。
質問者さんの年収は平均より低い水準
厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、30〜34歳の営業・販売事務従事者の平均月給は30.4万円です。
それに対して、質問者さんは約19.3万円と平均を11.1万円ほど下回っています。
またボーナスの平均は87.4万円と、質問者さんの4万円と大きく差があるのが現状です。
*……参考https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00450091&tstat=000001011429&cycle=0&tclass1=000001213360&tclass2=000001215880&tclass3=000001215884&stat_infid=000040163745&tclass4val=0
とはいえ、質問者さんの労働時間は月104時間とあり、時短勤務をされているようです。
単純に比較できませんが、基本給は低い水準と言えるでしょう。
本業以外で収入のカバーを
質問者さんは、年収が低く貯蓄にお金が回せないとお悩みのようです。
結論から申し上げると、副業を始めることをおすすめします。
質問者さんが時短勤務で働かれていることを考えると、転職してすぐ時短勤務を選択するのは難しいでしょう。
もし、フルタイム勤務が可能なら、転職を視野に入れてみてください。
副業は、ご自身の好きなものに関連することや、スキルを活かせるものがおすすめです。
時間や労力がかかるため、継続しやすいものを選びましょう。
例えば、営業事務の経験を活かしてバックオフィス業務の外部委託を受けるのはいかがでしょうか?
クラウドソーシングサイトで検索すれば、案件を見ることができますよ。
在宅でできる副業であれば、身体的な負担も少なく働けますね。
支出の把握と見直しも効果的
収入を増やす以外にも、支出を減らすことで貯蓄率がアップします。
特に毎月一定額の支出がある固定費の見直しは効果的ですよ。
携帯料金は格安SIMへの乗り換えで安くなりますし、保険料は不要なものを解約すれば支出が大きく改善されるでしょう。
支出の見直しはすぐに取り組めるので、ぜひ試してみてくださいね。
まとめ
・副業で収入のカバーをする。
・フルタイム勤務が可能なら転職も◎
・支出の見直しで貯蓄率アップ。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。