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「勤労感謝の日」は働く人同士で クスッと笑えて共感できる「おしごと大喜利」やメッセージ交換

月刊総務オンライン

「勤労感謝の日」は働く人同士で クスッと笑えて共感できる「おしごと大喜利」やメッセージ交換

人材サービスを手掛けるランスタッド(東京都千代田区)は10月16日、同社「勤労感謝ウィーク」の一環で募集した、仕事を題材とした大喜利の優秀応募作品を公開した。

『「疲れた、もう仕事したくない」をポジティブにいい換えるなら?』など、「勤労感謝の日」にちなんだ3つの大喜利を募集したところ、職場におけるコミュニケーションを促進する名回答が続々集まった。

同ウィークに賛同する企業でも独自に社内で感謝の言葉を贈り合うイベントを開催し、社員のコミュニケーションの機会としている。

大喜利は、和やかな雰囲気をつくり相互理解に役立つツール

「勤労感謝ウィーク」は、「働く人に、働く自分に、そしてそれを支える人たちに感謝を伝え合いましょう」と呼び掛けることを目的としたランスタッド恒例のプロジェクト。「ありがとう」と伝え合うことを大事にしたい企業の輪を日本全国に広げることを目指しており、2024年度の感謝ウィークには、2024年10月15日時点で、ロッテ(東京都新宿区)など11社が参加を表明。オランダ王国大使館、オランダ商工会議所が昨年度に引き続き、後援する。

同社は、大喜利は、お笑いやユーモアを共感することで、相互理解を深められるツールであることに着目。ビジネスの場でも和やかなコミュニケーションにつながるものとして、2024年勤労感謝ウィークの一企画として、大喜利フェスを初めて企画した。

今回発表された主な優秀作品は以下の通り。

お題(休日にふと会社のメールを見てしまった! 開きたくない件名は?)

 ・売れる営業マンなら開くかな♪(スーツ破壊肩幅/京都府)

 ・【至急対応下さい】(B'zヲタ/栃木県)

お題(勤労感謝の日をまったく知らない人に、 勤労感謝の日のウソ知識を教えてください)

 ・勤労感謝の日のテレビはすべて再放送だ(おじい/神奈川県)

お題(「疲れた、もう仕事したくない。」をポジティブに言い換えてみてください)

 ・な~みだの数だ~け強くなれるよ~♪(あぼかど/東京都)

同企画で監修を務めた、エヌアライアンス(東京都新宿区)代表取締役兼大喜利ファシリテーターの山本ノブヒロ氏は、「他者への感謝の気持ちは、大喜利と同じで、他者へのリスペクトなくしては成り立たない」と指摘した上で、「働いていることに対して自分がどう考えるのか、相手がどう考えているかを聞き合うことで、お互いのリスペクトを高め、さらにお互いに感謝を伝え合うことで、発信性や受信性が上がり、よりよい社会につながる」とコメントした。

なお、大喜利は11月23日まで募集中で、11月11日までに投稿した作品の中から優秀作を11月12日開催のPRイベントで取り上げ、出演するお笑い芸人「3時のヒロイン」にコメントをもらう予定だ。

仕事への感謝は、従業員エンゲージメント向上に役立つという調査結果も

Unipos(東京都渋谷区)は2023年11月、1年間の社内SNS投稿を調査し、「感謝・称賛」関連で使用頻度の高い言葉を分析した。

その結果、日々の仕事に「対応お疲れさま」といった感謝や慰労を目的に、「疲れ」「対応」が最も多く登場した。そのほか、「確認」「相談」「おかげ」「一緒」なども多く、仲間に対し感謝・称賛を伝えるために投稿を送っていることがわかった。

同調査は、日々の見えづらい貢献にも光を当てることで、従業員のエンゲージメントや働きがいが向上する、と分析している。

ランスタッドの勤労感謝ウィークに賛同した企業の中には、独自のイベントを開催し、社内コミュニケーションを図ろうとする企業がある。

ロッテは勤労感謝ウィークに、社長から社員へメッセージを配信したり、本社および中央研究所にチョコレートBOXを設置したりして、同社のチョコレートにメッセージを書いた「労(いた)チョコ」を贈り合う。サーラコーポレーション(愛知県豊橋市)では、グループ43社、4500人の社員に向けて、お世話になっている人や頑張っている人に感謝を伝える「感謝のことば」を募集し、イントラネット上で紹介している。

ランスタッドの発表の詳細は同社公式リリースで確認できる。

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