生地もデザインもバリエーション多し! この秋、ヘビロテ必至のカバーオール4選。
ワークジャケットという起源を飛び越えて、今やカバーオールはカジュアルファッションではスタンダードなアイテムに進化した。ヴィンテージさながらのディテールや、現代の感覚でデザインしたモノなど、そのバリエーションは数多く、思い思いのコーディネイトが楽しめる「使える」アイテムとして1着は持っていたい。そんなカバーオールなかから気になる4着を紹介。
手裁断、丸縫いの滋賀ファクトリーYOSIKO SAWING製。YAMANE JAPANESE DENIMS
ヤマネ&カンパニーの滋賀ファクトリー「YOSIKO SAWING」製のウォバッシュカバーオール。1着ずつ、手裁断、丸縫いによって丁寧に作られた入魂の逸品。オリジナルのインディゴデニム生地をベースに、特有の抜染技術でプリントを施したアメリカのワークウエアを代表する伝統のウォバッシュストライプはクラシカルなデザインを印象付ける。7万7000円(YAMANE JAPANESE DENIMS NARA TEL080-1365-0501)
ヴィンテージでは稀有な存在のブラックコバート。SUGAR CANE
9オンスのブラックコバートを使用。ブラックの生地に合わせてステッチの色糸まで、すべて黒で統一されシックな印象だ。台襟が省略される以前のモデルをベースに右胸はフラップポケット、左胸は3in1ポケット。肩や脇、袖は頑丈な3本針巻縫いが施されている。大型の腰ポケットは内側に当て布が付けられ、内ポケットも装備している。2万8600円(TOYO ENTERPRISE TEL03-3632-2321)
ヴィンテージを象徴するガチャポケ仕様。Pherrow’s
1920年代頃のレイルロードジャケットをもとに再構築。オリジナルのウォバッシュ生地は経糸、緯糸ともにインディゴ糸を使いシャトル機によるセルビッジにこだわり、抜染処理によりストライプを表現。オリジナルのコネクトチェンジボタンを使用し、ダブルステッチによる縫製、補強のリベットの打ち方など細かなこだわりが詰まっている。4万2900円(Pherrow’s TEL03-5725-9577)
日本生まれハワイ育ちのワークウエア。UNION SUPPLY
ハワイアンワークウエアの歴史において、パラカチェックやアヒナ(ハワイアンデニム)と並び、象徴的な生地が千筋(せんすじ)と呼ばれるストライプ。三重県の松坂木綿をルーツに持つこの生地はハワイに渡った日系移民たちに愛用され、当時のハワイの衣料品メーカー「ユニオン・サプライ」が仕立てたこのようなワークジャケットも人気を博した。3万800円(TOYO ENTERPRISE TEL03-3632-2321)
(出典/「Lightning 2024年11月号 Vol.367」)