離婚も視野に…夫たちに聞く【妻への愛情がガタ落ちした“ケンカしたときの態度”】#3「俺に不満があるのなら…」
愛情があるとしても、一緒に暮らしていれば衝突やすれ違いが避けられないときはあり、問題が起これば夫婦でともに解決を考えるのが理想といえます。
そんなとき、自分は納得していないのに一方的に解決を決めて自分や問題と向き合わない妻の姿を見れば、愛情も関心も薄くなってしまうもの。
仲直りとはいえないのにそれを押し通された結果、妻と関わるのが嫌になって家庭内別居に発展するケースもあります。
夫たちに、愛情が冷めるきっかけになった「ケンカをした時の妻の態度」について、聞いてみました。
「普段は妻とは仲がいいのですが、喧嘩になると嫌だなと思うのが、いつまでも過去のことを蒸し返すところです。
買い物のときに、俺への確認で『LINEの返信が遅いときは、気にせず決めていい』と言っているのですが、間違ったものを購入したと知ったときに『返品しよう』と言うと『あのときもあなたはそうやって返品で済ませようとした』『これで何とかする気持ちはないの?』とか、解決にならないことを言い出して揉めることもあります。
一度、残業が続いて部署のみんなで打ち上げに行ったときに、あらかじめ伝えてあったのですが、『昔はそれで浮気したんじゃなかったっけ?』とただの妻の勘違いだった過去まで持ち出されて、『いい加減にしてほしい』と言いました。
要は、俺が自分だけ楽しんでいると思って、それが妻は嫌なのですよね……。
普通の気分で一緒にいるときはこんな状況にはならないのに、気に入らないことがあると過去のことを言っては俺が悪いと置きたがる妻とは、レスではないけれど子どもを持つことに不安があります。
俺が妊娠に積極的になれない気持ちにも妻はたぶん気が付いていて、最近は『疲れているんでしょ』と先に言われて、ベッドで過ごす時間も減ってきました。
友人に相談したら『もっと構ってあげれば』と言われますが、俺に不満があるのなら過去のことじゃなくて現在のことで向き合ってほしいですね。
妻との関係をどうするべきか、離婚も含めてずっと考えています」(30代/配送)
過去の苦しみをいつまでも配偶者に伝えたがるのは、それによって被害者の立場にいたい弱さの現れともいえます。
現在の問題に向き合う力がないため、過去の痛みを持ち出すことで配偶者に折れてもらうことを望むのですね。
信頼や愛情を築けないそんな状態は健全とは言えず、ふたりの未来も閉ざす可能性があることを、正しく把握する必要があります。
(ハピママ*/弘田 香)